落葉の季節(2010年12月はじめ)、わが家(桜田、金沢)近くの金沢幹線道路沿いのヤマボウシ(山法師)、葉柄(枝)のもと近くの冬芽、中国の諺の樹高千丈、落葉帰根、落地生根、とは(2010.12.2)
ヤマボウシ(山法師)の落葉と冬芽(上 上辰巳(東北、金沢中心街)歩道沿い、下 観音道(西北、日本海)歩道沿い、桜田、金沢、石川、2010年(平成22年)12月2日撮影)
落葉したヤマボウシ(山法師)の葉柄(枝)の付け根(離層、りそう)には、冬期を越え春になって成長する冬芽(ふゆめ、とうが、越冬芽、休眠芽とも)が形成されているのが見られました。
冬芽や葉痕の観察(生物の部屋へようこそ、富山県総合教育センター、富山): http://digirika.el.tym.ed.jp/?page_id=309.
愉快な冬芽・葉痕達(鎌倉発、旬の花、神奈川):http://shizuka.sakura.ne.jp/kobo/fuyume_index.htm.
中国の諺、樹高千丈(じゅこうせんじょう)、落葉帰根(らくようきこん)は、樹木がどんなに高くても、落ちる葉は、また、根元に帰り、腐葉土となり、木を育てると言う。
これは、中国禅宗六祖、慧能(えのう)、638年(貞観12年)~713年(先天2年)の言葉で、人間が年老いて昔を懐かしみ、生まれ育った故郷に帰りたくなる思いを、高木の落ち葉に喩えた、とも言われています。 一方、落地生根(らくちせいこん)は、地に落ち、そこで根を下ろす、すなわち、自分がいま生きている場所が故郷である、という言葉です。
私は12月はじめ、わが家の近くを散策したところ、金沢幹線道路(観音堂・上辰巳線)沿いのヤマボウシ(山法師)の街路樹は紅葉の葉を落として枝だけの姿になっていました。
(参考文献) 新村出: 広辞苑、岩波書店(1991); 樋口清之: 生活歳時記、三宝出版(1994); 岩瀬徹、大野啓一: 写真で見る植物用語、全国農村教育協会(2004).
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