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2012年8月10日 (金)

散髪屋(西洋床とも)、断髪(散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする、明治天皇が散髪!)、理容店の看板(有平棒、赤は動脈、青は静脈、白は包帯)、とは(2012.8.10)

   散髪屋(さんぱつや、理髪店、床屋、とこやとも)は、初めの頃、西洋床と言われていました。最初の西洋床は、1869年(明治2年)、横浜の南京町と東京の銀座に開店しました。横浜で開業したのは小倉虎吉(おぐらとらきち)という人です。また、東京で有名な理髪師として、「天下の黒市」と呼ばれた奥村市蔵(おくむらいちぞう)がいました。

 1871年(明治4年)8月9日、断髪脱刀勝手令(だんぱつだっとうかってれい、断髪令とも)という、「丁髷(ちょんまげ)を切るべし」という法令が出ました。その頃市中で、こんな歌が流行(はやり)ました。「半髪(はんぱつ)頭を叩(たた)いてみれば、因循姑息(いんじゅんこそく)の音がする。総髪(そうはつ)頭を叩(たた)いてみれば、王政復古(おうせいふっこ)の音がする。散切り(ざんぎり)頭を叩(たた)いてみれば、文明開化(ぶんめいかいか)の音がする

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明治天皇(めいじてんのう、散髪!、1873年(明治6年)、22才、google画像)  明治天皇(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%A4%A9%E7%9A%87

(解説) 一般の人たちが、散切り(ざんぎり)になったのは、1873年(明治6年)3月1日、第122代明治天皇(1852~1812)が散髪してから後のことでした。1887年(明治20年)頃には、散切り(ざんぎり)頭は国民の98%に及んだという。 用具も、従来の和剃刀(わかみそり)から西洋剃刀(せいようかみそり、レーザー)やバリカン、鋏(はさみ)となり、大正期には電気バリカンも出現しました。

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理容店の看板サインポール有平棒(アルヘイ棒)、バーバーポールとも、google画像) サインポール(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB

(解説) 日本では、今も理髪店の店先に見られる、白、藍、赤のラセン状の看板は、1871年(明治4年)、有平棒(あるへいぼう)と呼ばれ、東京の庄司辰五郎(しょうじたつごろう)という人が初めて使いました。これは西洋のまねで、他の理髪店もこれに習(なら)いました。南蛮風のねじり飴(あめ)を有平糖(あるへいとう)といったところから、形が似ているのでこの名がついたものです。

 西洋では、中世には理髪師外科医を兼ねていました。当時の高級外科医は、青と白に縁どった棒に赤旗と薬壺(くすりつぼ)をつけて看板にしましたが、理髪外科医青と白の棒だけでした。

 1540年パリの理髪外科医メヤーナキール赤白青の縞(しま)の棒を用いたのが今日の理髪店看板のもととなりました。赤は動脈(どうみゃく)、青は静脈(じょうみゃく)、白は包帯(ほうたい)の象徴という。 

 私は小学生の子供の頃、自宅で親父の手動式バリカンで丸刈りしてもらっていました。少し切れ味が悪く、時々頭の髪が引っ張られて痛かったことを覚えています。

(参考文献) 下中邦彦編: 小百科事典(初版)、平凡社(1973); 新村出編: 広辞苑(第四版)、岩波書店(1991); 樋口清之監修: 生活歳時記(第2版)、p.457、理髪店の歴史、三宝出版(1994).

(参考資料) 理容の歴史(全理連ホームページ): http://www.riyo.or.jp/zenri_ren/alacarte.html

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