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2012年8月 5日 (日)

人類の起源、アフリカで誕生(約700万年前、猿人のアウストラロピテクス)、アフリカで進化(原人、旧人、新人のホモ・サピエンス)、180万年前より世界中に広がる、始祖鳥、とは(2012.8.5)

   私たち人類は約700万年前、アフリカで猿人として誕生しました。猿人の中から240万年~200万年前の間、わずかに脳の増大と歯の矮小化(わいしょうか)を示す最初のホモ属の人類が現れました。この原人は180万年ほど前、初めてアフリカを出てユーラシアへ広がりアジアにまで進出し、ジャワ原人、北京原人などの地域集団に分化(ぶんか)していきました。

 人類の出現

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霊長類れいちょうるい、生活場所の変遷、人類への進化、左下 霊長類の祖先(食虫類)、高等学校 理科総合B、生命と地球、p.104、啓林館、2007) 国立科学博物館人類研究部(ホームページ、東京): http://www.kahaku.go.jp/research/department/anthropology/index.html

(解説) 人類とは、生物学上はサル目霊長目とも)ヒト科の動物。または、その中で特に現在のヒトホモ・サピエンス)を指す。直立歩行し、脳の発達が著しく、手を巧みに使い、道具を作って使用し得る。ヒト科の起源は、地質年代の第三紀中新世(約2600万年前~700万年前)までさかのぼるという。

 ヒトに最も近い大型類人猿はチンパンジーです。化石や遺伝子の本体である物質、DNA(デオキシリボ核酸)を調べることで、両者は1000万年~700万年前の間に共通祖先から枝分かれしたことが分かってきました。 

  ヒト進化は、直立歩行し道具を作るというヒトとしての条件を満たすものは、アウストラロピテクス最古化石人類です。1924年(大正13年)、南アフリカのベチュアナランドのタウングで最初に発見、R.ダートにより紹介されました。地質学上洪積世初期に属し、少なくとも175万年以上前に、南および東アフリカで生活していました。

 人類に最も近い霊長類である、チンパンジーゴリラなどの類人猿は、直立二足歩行がうまくできません。一方、約400万年~100万年前の初期人類であるアウストラロピテクスは、直立二足歩行ができ、これによって自由になった手で、次第に道具を利用するようになりました。

 続いて原人(アフリカの原人、ホモ・エルガスター/エレクトス)、旧人(アフリカの旧人、アフリカで旧人が進化)、新人(ホモ・サピエンス、アフリカでホモ・サピエンスが進化、現生人類の霊長目、ヒト科)など、人類の進化を4段階に分けて説明されています。 

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推定される人類の起源と世界中への拡散ルート(現代型サピエンス化石の主な発掘・発見地と拡散の奇跡、九州大学総合研究博物館、google画像) 人類の起源(DNA解析、拡散経路、縄文と古代文明を探求しよう!): http://www.jyoumon.com/blog/2011/02/001205.html

 (解説)  ヒトホモ・サピエンス、新人)は、約20万年前に現れ、アフリカから地球全体に広がり繁栄しています。人類は、猿人、原人、旧人、新人と進化するにつれ、脳がさらに発達し、言語を生み出し、文化と文明を創造するにいたりました。

 初期のホモ・サピエンス(新人)は、6万年~5万年前ごろ、北アフリカから中東へと拡散し始め、さらに東に向かい、東南アジアを経て約5万年前までにはオーストラリアに到着、舟で渡ったと考えられています。

 また、ヨーロッパにクロマニヨン人が現れたのは4万2000年前ごろ、4万年~3万年前にはシベリアまで進出した痕跡(こんせき)があります。1万4000年前ごろ、アラスカを経由してアメリカ大陸へ。最終氷期の最寒冷期にあたり、海水面が下がりベーリング海峡は陸続きでした。3599年前ごろからは太平洋の島々にも渡ったと考えられています。 

 ということで、私たち人類は約700万年前、アフリカで猿人として誕生し、原人、旧人、新人へと進化、アフリカのホモ・サピエンス(新人)が世界中に広がったという。

 最新の研究(現代人のミトコンドリアDNA変異、ホモ・サピエンスの化石、年代再検討など)によれば、アフリカの旧人から現代人の共通祖先が進化し、世界中に広がったということで、アフリカ起源説が裏付けられています。が、私には、人類の起源は謎の多い永遠のテーマのように思われました。

(参考文献) 下中邦彦編: 小百科事典(初版)、平凡社(1973); 新村出編: 広辞苑(第四版)、岩波書店(1991); 太田次郎、山崎和夫編: 高等学校 理科総合B(改訂版)~生命と地球~、p.102~104、人類の出現、啓林館(2007); 北陸中日新聞: 人類の起源、人類の系統樹、諏訪元、最古の人類像、サンデー版+テレビ、世界と日本 大図解シリーズ No.951、2010年(平成22年)7月25日{日)朝刊.

(追加説明、話題)

〇 30万年前の化石 最古の原生人類? これまでで最古となる30万年前の現生人類の化石を北アフリカのモロッコで発見したと、ドイツなどの国際チームが2017年(平成29年)6月8日付けの英科学誌ネイチャーに発表した。従来の年代を10万年近くさかのぼり、考えられていたより早い時期にアフリカで現生人類が進化したことを示す証拠だとしている。

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モロッコで発見された30万年前の現生人類の下あごの骨、Jean-Jacques Hublin/MPI EVA Leipzig提供

(北陸中日新聞: 30万年前の化石 最古の原生人類? モロッコで発見 進化10万年早く、2017年(平成29年)6月8日(木)より)

 人類のアフリカ出発 定説より早かった; 朝日新聞デジタル:https://www.asahi.com/articles/DA3S13330606.html

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イスラエルの洞窟で見つかった現生人類の歯(ゲルハルト・ウェーバー氏提供)、骨の化石が見つかった洞窟(イスラエル北部カルメル山、ミナ・ウィンスタイン・エブロン氏提供(朝日新聞)、2018.1.26

 イスラエルの洞窟で見つかった化石から、現生人類が約17〜19万年前の時点で、アフリカから中東に移動していたことがわかった。これまでの定説より約4万〜5万年にさかのぼるという。国際研究チームが25日(2018.1.25)付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 国立科学博物館の篠田謙一・人類研究部長は「化石が発見されたイスラエルのカルメル山では、以前から現生人類やネアンデルタール人の化石が見つかっていた。今回の発見は、現生人類がアフリカからアジアやヨーロッパに広がり始めた時期をより詳しく示す意味で重要だ」とはなしている。(朝日新聞、2018.1.26)

〇 始祖鳥 羽ばたいて飛べた? キジに近い骨 短距離なら 仏など研究チーム2018314
始祖鳥が羽ばたいて飛ぶ様子の想像図、ヤナ・ルージチコバ氏作製、研究チーム提供、 朝日新聞デジタル: https://www.asahi.com/articles/DA3S13401162.html

 約1億5千万年前のジュラ紀にいた鳥の遠い祖先の始祖鳥は、自力で羽ばたいて飛べた可能性が高いことがわかった。フランスなどの研究チームが、始祖鳥の骨の特徴を現在の鳥など約70種と比べたところ、キジなどに近く、短い距離を飛ぶ能力があったと判断した。2018年3月14日に英科学誌ネイチャーコミュニケーションズで論文を発表する。

 始祖鳥は、体長約50㎝でドイツで化石が見つかった。恐竜に似て歯を持つが、羽毛や翼があり「最古の鳥」とされる。ただ、飛べたかどうかはわかっておらず、滑空程度しかできなかったとする見方もあった。(朝日新聞、2018.3.14)

 

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