« 石川(加賀、能登、金沢)県名の由来、県庁が一年足らず石川 郡の美川に移されたことによる、初代知事・県令は内田政風、とは(2012.11.8) | トップページ | 奈良(平城京)名の由来、あをに(青丹)よし奈良の都、四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)に守られた平城京、とは(2012.11.12) »

2012年11月10日 (土)

京都(平安京)名の由来、一般に京(きょう)または都(みやこ)と呼ばれ、四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)に守られていた! とは(2012.11.10)

  京都(きょうと)は、桓武天皇(737~806)が、781年(天応1年)に平城京(奈良)で即位後、784年(延暦3年)には長岡京(京都盆地の西部)へ遷都、のち10年後の794年(延暦13年)には、平安京(京都)に二度目の遷都をされて以来、明治維新に至るまで1074年におよぶ首都でした。そこで、改めて、京都(平安京)の由来について調べてみました。

 明治政府は、1868年(慶応4年、明治1年)7月、江戸東京と改め、東京府を設置し、1869年(明治2年)、明治天皇(1852~1912)が東京滞在中は太政官を東京に移すことを決め、事実上の遷都がなされました。

225pxemperor_kammu_large1

桓武天皇(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%93%E6%AD%A6%E5%A4%A9%E7%9A%87. 平安神宮(ホームページ、京都):http://www.heianjingu.or.jp/06/0101.html. 

 京都は、桓武天皇により山城の地に新たな都が築かれた時、平安京(へいあんきょう)と呼ばれていましたが、これは遷都の詔(みことのり)の中に、民衆が新都を讃美して、このように唱(とな)えたとあります。これは天皇と国家の永遠の平和を祈願するものです。ここは、一般に(きょう)または(みやこ)と呼ばれていました。11世紀末からは、平安京にかわる都の地名として、京都が使用されるようになりました。

 は、本来、丘を意味する語ですが、君主の居城のある土地をいい、は、民衆が集まり住んでいる地を、また天子の宮城の所在地を指します。(くん)読みでは、ともにミヤコですが、ミヤコは宮のある所の意です。それ故、京・都・京都の語は、天子の宮城の地を指す語と思われます。

 日本書紀によると、わが国は、紀元前660年、初代神武天皇(生没不詳)即位による大和の統一国家が成立して以来、常に天皇のもとに国として永く続いてきたので、京・都・京都といえば、それはただちに首都そのものを指しました。 明治維新で首都が東京遷都された後、京都は一時西京と呼ばれたことがありますが、のち公式京都の呼称が定められました。

 桓武天皇の命をうけ、新たな都の平安京が築かれた山城の地のは、水陸の地の利にすぐれ、中国渡来の思想、四神相応(ししんそうおう)という東西南北守護神(青龍、白虎、朱雀、玄武)に守られた形勝の地でありました。

 守護神は、鴨川で、清い水流の象徴である青龍(せいりゅう)、西守護神は、山陰道で、都にこもった邪気を逃がす道が求められた白虎(びゃっこ)、守護神は、かって鴨川と桂川の合流点近くに広がっていた巨椋池(おぐらいけ)で、川が注ぎ込む池が求められた朱雀(すざく)、守護神は、船岡山(ふなおかやま)で、竜脈とよばれる気の流れの発進地である丘陵が求められた、亀と蛇の合体である玄武(げんぶ)に見立てられていました。

Shikake17_01a1_3

京の風水(観光・京都おもしろ宣言、都を守る風水の目四神相応、目崎英和教授(南山大、環境学)、京都新聞、2006年1月29日):http://www.kyoto-np.co.jp/kp/special/omoshiro/shikake17_01.php

 平安京(中国)の都、長安手本に造営されました。は、碁盤のように整然と区画され、東西は約4.5km、南北は約5.2kmの広さがありました。 

(参考文献) 吉崎正松: 都道府県名と国名の起源、古今書院(1972); 永原慶二監修: 日本史辞典、岩波書店(1999); 高森明勅監修: 歴代天皇事典、PHP研究所(2006); 上田正昭監修、井上満郎著: 古代の三都を歩く、平安京の風景、文英堂(2006); 歴史探訪研究会編: 歴史地図本 知って訪ねる 京都、大和書房(2008). 

(追加説明) 古事記日本書紀記紀とも)は、681年(天武10年)、飛鳥時代、第40代天武天皇(631?~686)が編纂を命じた、現存する日本最古の歴史書です。記紀には、天上の高天原(たかまがはら)から地上に降臨(こうりん)し、天皇家の先祖となる天つ神(あまつかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)が、国つ神(くにつかみ)、大国主神(おおくにぬしのかみ)から地上の支配権を譲られた話をはじめ、天皇家を中心とする日本統一の由来が書かれています。神社の多くは、記紀に登場する神々を祀っています。

« 石川(加賀、能登、金沢)県名の由来、県庁が一年足らず石川 郡の美川に移されたことによる、初代知事・県令は内田政風、とは(2012.11.8) | トップページ | 奈良(平城京)名の由来、あをに(青丹)よし奈良の都、四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)に守られた平城京、とは(2012.11.12) »

● 都道府県(地名の由来、沖縄から北海道まで)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1802629/48411405

この記事へのトラックバック一覧です: 京都(平安京)名の由来、一般に京(きょう)または都(みやこ)と呼ばれ、四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)に守られていた! とは(2012.11.10):

« 石川(加賀、能登、金沢)県名の由来、県庁が一年足らず石川 郡の美川に移されたことによる、初代知事・県令は内田政風、とは(2012.11.8) | トップページ | 奈良(平城京)名の由来、あをに(青丹)よし奈良の都、四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)に守られた平城京、とは(2012.11.12) »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

フォト

アクセス解析

無料ブログはココログ