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2012年11月24日 (土)

和歌山(紀伊)名の由来、築城地名(吹上峯、虎伏山、岡山、若山)から雅名の城名(和歌山)に改称、とは(2012.11.24)

   和歌山(わかやま、紀伊)といえば、和歌山城、高野山金剛峯寺(真言宗総本山)、白浜温泉、那智の滝、紀国屋文左衛門(?-1734、江戸中期の豪商)、徳川吉宗(1684~1751、紀州藩主、のち徳川第8代将軍)、南方熊楠(1867~1941、民俗学者、博物学者)、松下幸之助(1894~1989、実業家、パナソニック創業者)などが思い浮かびます。 そこで、改めて、和歌山(紀州)由来和歌山城などを調べてみました。

○ 和歌山(紀伊)名の由来

 紀伊(きい)の、木であって、韻事(いんじ)をそえて好字二字としたものだという。紀伊は、古来、森林繁茂の地として有名であったことは、日本書紀神話でも伝えられています。また、古語拾遺に、神武天皇橿原(かしはら)造営する時、天富命(あまのとみのみこと)をして手置帆負(ておきほをひ)・彦狭知(ひこさしり)の二神の孫をひきい、はじめて山の材を切って正殿造らせました。それで、その子孫は、紀伊国名草郡の御木(みき)、麁香(あらか)の鄕に住む、と記されています。

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和歌山城(わかやまじょう、御橋廊下(おはしろうか)、和歌山市観光協会、和歌山、google画像) 和歌山城(、和歌山市観光協会、和歌山): http://www.wakayamakanko.com/seeing/history1.html

(解説) 和歌山については、1585年(天正13年)、豊臣秀吉(1536~1598)が、紀ノ川の三角州の南側、海岸砂丘の北端、結晶片岩の突出する吹上峯岡山伏虎山とも)に和歌山城を築城して弟の豊臣秀長(1540~1591)に与えたのが、城下町和歌山のはじまりです。それ以前は、この地に、岡・吹上、鷺森(さぎもり)・和歌などの諸村があったといわれています。

 和歌山地名起源は、紀伊続風土記(紀伊藩纂集)には、和歌山ではなく、若山となっています。これは、従来の名の岡山(オカヤマ、ワカヤマと訓読みが似ている!)を、和歌の浦弱の浜、若の浦とも)のワカをとって、ワカ山と改めた(若山と書いた!)のであろうという。のち雅名和歌山と書くようになり、若山和歌山とが混用され、江戸元禄年中は、公的には若山の文字に統一され、明治になってから和歌山に改められたという。

 私は、1964年(昭和39年)8月、JR列車に乗り、1泊2日、はじめて、京都大学瀬戸臨海実験所(和歌山県西牟婁郡白浜町)を訪れたことがあります。 京都大学瀬戸臨海実験所(ホームページ、白浜、和歌山): http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/. 

 その時、藤永太一郎教授(1919~2013)の手ほどきを受けながら、硝酸銀による沈殿滴定法により、海水中の塩分濃度を調べました。恩師藤永太一郎先生を悼む(PDF、日本分析化学会):http://www.jsac.or.jp/bunseki/pdf/bunseki2014/201411tuitou.pdf

 また、時岡 隆助教授(1913~2001)のお話を聞きながら、海水中のプランクトンの何とも言えない奇妙な姿を光学顕微鏡で観察するなど、海洋化学と生物の臨海実習をしたのを覚えています。時岡隆: http://www.wikiwand.com/ja/%E6%99%82%E5%B2%A1%E9%9A%86

近くには露天の温泉があり、湯煙が立ち上がり、そこで売りに出されていた珍しい温泉卵を食べたことがあります。

 その後、金沢から何度かマイカーで白浜を訪れた時、家内(タカコ、尊子)の妹(アッチャン、あつ子)さん勤務のシーモアホテルで宿泊させていただき、高野山参りをしたことがあります。

(参考文献) 吉崎正松: 都道府県名と国名の起源、古今書院(1972); 和歌山県高等学校社会科研究協会)編: 和歌山県の歴史散歩、山川出版社(1996); 永原慶二: 日本史辞典、岩波書店(1999).

(追加説明) 古事記日本書紀記紀とも)は、681年(天武10年)、飛鳥時代、第40代天武天皇(631?~686)が編纂を命じた、現存する日本最古の歴史書です。記紀には、天上の高天原(たかまがはら)から地上に降臨(こうりん)し、天皇家の先祖となる天つ神(あまつかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)が、国つ神(くにつかみ)、大国主神(おおくにぬしのかみ)から地上の支配権を譲られた話をはじめ、天皇家を中心とする日本統一の由来が書かれています。神社の多くは、記紀に登場する神々を祀っています。

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