犀川遊歩道沿いのコスモスの群落、コスモス(キク科コスモス属)の名はギリシャ語(kosmos)の美しいに由来、紅色のコスモス(メキシコ原産)の変異体から生まれた日本特産の黄色のコスモス(イエローガーデン)、とは(2013..9.27)
秋の季節となり、犀川の土手の遊歩道沿いには、薄紅色、紅色、白色、黄色など、色とりどりのコスモスの花が咲き乱れています。そこで、その美しい光景をデジカメで撮影し、改めてコスモスの花について調べて見ました。
コスモスの群落(キク科コスモス属、犀川土手の遊歩道沿い、桜田、金沢)
(解説) コスモスの名は、コスモスがギリシャ語のkosmos(飾り、美しい)に由来し、本属の花が華麗で美しいことを意味しています。
コスモスは、キク科コスモス属、原産地がメキシコの高原地帯、非耐寒性の1年草、多年草の花です。別名の和名は、アキザクラ、コスモス、オオハルシャギクと呼ばれています。花の色は、紅、赤、桃、黄、橙、白、複色など、色とりどりの美しい花を咲かせます。
その中で、黄色コスモスは、もともと存在しなかった品種でした。日本で栽培され、野生化もしているキバナコスモス(キク科コスモス属、メキシコ原産)は、同じ属の種ですが、コスモスとは別種でした。
黄色コスモスは、1987年(昭和62年)、玉川大学農学部教授、佐俣淑彦(1916~1984)が、世界で初めてイエローガーデンとして登録された品種です。
この種は、1957年(昭和32年)、紅色の品種の中のコスモスの花弁の一部が黄色い変異体として発見されました。それを自家受粉させ、その後代から、より黄色系の強い個体を選抜して、また自家受粉を行なう、反復(選抜育種)により、花弁全体が黄色いコスモスの育種に成功しました。
(参考文献) 岩科司: 花はふしぎ、なぜ自然界に青いバラは存在しないのか? p.200k~201、黄色コスモスの誕生、BLUE BACKS 講談社(2008); 浜田豊: 花ことば 花データ 由来が分かる、花の名前 522種、p.84、キバナコスモス、p.113、コスモス、日東書院(2011).
(参考資料) ○ キバナコスモス(キク科、メキシコ原産、ウイキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9.
○ 黄色コスモス(イエローガーデン、キク科、日本原産、ずっとずっといつもいっしょに):http://ktmhp.com/hp/hanasagashi/iero-ga-den.
○ 黄色コスモス(イエローガーデン、キク科、日本原産、google画像検索): https://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4GGNI_jaJP523JP523&q=%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9%EF%BC%88%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%EF%BC%89&um=1&ie=UTF-8&tbm=isch&source=og&sa=N&tab=wi&ei=wNRHUps_jueSBd3vgbAC.
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