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2013年12月 8日 (日)

注連縄(しめなわ)、注連縄は悪神の侵入を禁ずる印、名の由来のしりくめ縄(古事記)、端出之縄(日本書紀)、2匹の蛇が絡み合っている形、とは(2013.12.8)

  お正月は、古くはお盆と並んで、先祖の魂を迎えて祭るものでした。が、仏教の力が大きくなると、お盆先祖の供養など仏教的行事の意味合いが濃くなり、お正月神祭としての意味を強くしていきました。一年の農事と祭事の事始め2月8日の地方では、事納め12月8日となっています。

 お正月には、神社家屋敷の入り口、特に玄関床の間神棚などに注連縄(しめなわ)を張って飾ります。そこで、改めて注連飾りの民俗的文化について調べて見ました。 

 注連縄(しめなわ、標縄七五三縄とも、シメは占めるの意)は、禍神(まがかみ、災いをなす神邪神悪神とも)の侵入を禁ずる印として張る縄のことですす。

 一般に、注連縄左捻り(より、ひねりとも)を定式とし、三筋、五筋、七筋と、一定間隔で藁(わら)の茎を垂れ、その間々に紙垂(かみしで)を下げます。輪じめ(輪飾り)は、これを結んだ形です。左捻りは、神聖視する旧来のしきたりで、根元の方を神前に向かってに張るのが普通です。

 注連縄には様々の型(前垂(まえだれ)注連縄、大根(おおね、だいこんとも)注連縄、牛蒡(ごぼう)注連縄、鼓胴(こどう)注連縄、輪飾)があり、一般的なものはどこの神社でも見られる前垂注連縄(横の縄の太さが同じもの)で、現在では七五三縄を見ることが少なくなっています。

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白山比咩神社(はくさんひめじんじゃ、鼓胴(こどう)型注連縄、白山市、石川):http://www.shirayama.or.jp/pray/visit.html

注連縄(しめなわ、ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A8%E9%80%A3%E7%B8%84

 なお、注連縄(しめなわ) 名は、飛鳥時代、日本最古の記紀、 古事記尻久米縄(しりくめなわ)、日本書紀端出之縄(しりくへなわ)に由来しています。 この神話の注連縄は、神の結界占地(けっかいせんち、神域)を標示するものとなっています。

 また、  吉野裕子(1916~2008、民俗学者)によれば、注連縄は、2匹の蛇が絡み合っている形で、交尾象るであり、縄文時代のヘビがモチーフの土器や土偶より蛇信仰の存在が指摘されています。   

 十二支では、2013年(平成25年) は巳(み)年ですが、ヘビは古くはヘミと呼ばれていたことから来ているという説があります。

(参考文献) 下中邦彦編: 小百科事典、平凡社(1973); 吉野裕子: 蛇 日本の蛇信仰、講談社学術文庫(1979); 新村出: 広辞苑、岩波書店(1991); 樋口清之(監修):生活歳時記、三宝出版(1994); 樋口清之: 日本の風俗起源を知る楽しみ、大和書房(2002); 北陸中日新聞: 2013年巳年 ヘビ、2013年(平成25年)1月13日(日)朝刊.

(参考資料) 〇 注連飾り(しめかざり)、お正月(五穀を守る年神のお祭り)、門松(年神が降臨する場)、注連縄(禍神の侵入を禁ずる印)、どんど焼き(年神を送り返すお祭り)、私の初詣、とは(2010.12.24): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/kagakufudoki152.html

〇 注連縄 種類(google画像検索): https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B3%A8%E9%80%A3%E7%B8%84+%E7%A8%AE%E9%A1%9E&hl=ja&rlz=1T4GGNI_jaJP523JP523&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=_8ujUrqoJMq8kQXvzIGoBA&ved=0CCsQsAQ&biw=1366&bih=588

〇 注連飾り(google画像検索):https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B3%A8%E9%80%A3%E9%A3%BE%E3%82%8A&hl=ja&rlz=1T4GGNI_jaJP523JP523&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=LcijUofxJZGukgXfuYFQ&ved=0CCsQsAQ&biw=1366&bih=588

(追加説明) 

〇 金沢城公園の橋爪一の門のしめ飾りは、横幅5.4m、重さ15kgで、わらの両端が弓なりに切り上がった「数の子飾り」と呼ばれるものです。

〇 米を主食とする日本人にとって、大切な稲の藁(わら)は、古来より神聖な場所を表すために用いられ、また、めでためでたが三つ重ねるように願いが込められ、三重になっています。しめ縄で家の中を清浄にし、めでたさを三重にして、邪神が内に入らないようにと、門口(玄関)に飾ります。

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