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2014年1月20日 (月)

白山山麓の湯涌温泉(金沢市)での竹久夢二の「美人画」と文学碑、辰口温泉(能美市)での泉鏡花の「海の鳴る時」と露天風呂、また、加賀平野南部の山中温泉(加賀市)での松尾芭蕉の「奥の細道」の名句と句碑、とは(2014.1.20)

 白山山麓には、湯涌(ゆわく)、辰口(たつのくち)、また、加賀平野南部には、山中(やまなか)、山代(やましろ)、 粟津(あわづ)、片山津(かたやまづ)のほか、数多くの温泉地が知られています。

 そこには、作家や歌人、芸術家の創作意欲をかき立てる、独特の風情の老舗旅館もあり、竹久夢二や泉鏡花、松尾芭蕉の心を打つ文学作品が残されています。 

湯涌温泉竹久夢二(たけひさゆめじ、1884~1934、画家、詩人、岡山県、本庄生れ)

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湯涌温泉(ゆわくおんせん、竹久夢二美人画と文学碑、湯涌町、金沢市)

湯涌温泉(ゆわくおんせん、やました旅館、ホームページ、夢二が恋人の彦乃と逗留、金沢市):http://oyado-yamasita.com/yumeji.html

(解説) 湯涌温泉やました旅館に逗留(とうりゅう)中、竹久夢二彦乃との愛を歌った、「湯涌なる 山ふところの 小春日に 眼閉ぢ死なむと きみのいふなり」と刻まれた自然石の文学碑があります。                                        

 辰口温泉泉鏡花(いずみきょうか、1873~1939、小説家、石川県、金沢生れ)

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辰口温泉(たつのくちおんせん、まつさき旅館露天風呂、辰口町、能美市)

辰口温泉(たつのくちおんせん、まつさき旅館、鏡花が愛した古湯、ゆこゆこネット): http://www.yukoyuko.net/onsen/0251/rekishi まつさき(ホームページ、歩み、泉鏡花の海の鳴る時):http://www.matsusaki.co.jp/annai/histry.html.

(解説) 泉鏡花は、老舗旅館「まつさき」は、短編小説「海の鳴る時」では、温泉宿「松屋」として登場し、お絹という女性を描いています。そして、名湯があふれる露天風呂(ろてんぶろ)は、鏡花の作風にも影響を与えたと言われています。

 鏡花は、熱燗(あつかん)が好きで、煮物は小鍋で煮直して熱々(あつあつ)を出したという逸話が残っています。幼くして母を亡くし、辰口に住む叔母に引き取られ、18歳の時に読んだ尾崎紅葉(おざきこうよう、1868~1903、小説家、東京都、江戸生れ)に影響を受け、作家を目指したと言われています。  

○ 山中温泉松尾芭蕉(まつおばしょう、1644~1694、俳人、三重県、伊賀上野生れ)

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山中温泉(やまなかおんせん、松尾芭蕉の名句と句碑、山中町、加賀市)

山中温泉(山中温泉観光協会、ホームページ、泉屋旅館芭蕉が愛した温泉、加賀市): http://www.yamanaka-spa.or.jp/welcome/bashou.html

(解説) 1689年(元禄2年)7月27日(新暦9月10日)から8月5日まで、松尾芭蕉は「奥の細道」の旅の途中、山中温泉の出湯、泉屋旅館に杖をとどめました。

 
 この9日間に、芭蕉は薬師堂を詣(もう)で、温泉につかり、風光明媚(ふうこうめいび)な景色を心から楽しみ、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ(山中の湯の香をかげば、菊を手折ってその露を飲むまでもない)」」の一句を詠みました。

(参考文献) 新村出編: 広辞苑(第四版)、岩波書店(1991); 北陸中日新聞: 文人の愛した温泉、なぜ文人は温泉い惹(ひ)かれるのか、サンデー版+テレビ、2011年(平成23年)12月25日(日).

(参考資料) ○ 医王山(石川)のふもとに湧き出る湯涌温泉と霊験あらたかな医王山の水、医王石(石英閃緑ひ岩)、とは(2010.7.9): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/97.html

 泉鏡花(金沢出身の作家)にまつわる歴史物語、高野聖、四国の辺地を通る僧(今昔物語)、とは(2009.7.9): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/koya.html

○ 松尾芭蕉(奥の細道、那谷寺)にまつわる歴史紀行、石山の石より白し秋の風、この句の中の石は那谷寺(加賀)の石、それとも石山寺(近江)の石なのか、とは(2009.9.7):http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/ma.html

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