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2014年2月の5件の記事

2014年2月26日 (水)

薄氷(うすごおり、うすらいとも)、春先になって寒さがもどり、水面で薄く氷が張った光景、とは(2014.2.26)

 少し寒さを感じる朝、春先になって寒さがもどり、水面で薄く氷が張るのを見かけます。また、薄く溶け残った氷も見られます。これらは薄氷(うすごおり、うすらいとも)と呼ばれる現象です。 

 は水が氷点下の温度で固体状態になったものですが、この薄氷光景が、わが家のマンション玄関前の人工滝の小さな池で見られましたので、デジカメで撮影しました。

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薄氷(うすごおり、うすらいとも、マンション玄関前の人工滝の小さな池、桜田、金沢)

○ 氷の衣(こおりのころも) 氷の張ったさまを着物が物をおおい包むのにたとえていう語

○ 氷解く(こおりとく) 春になって気候がゆるみ、氷が解ける

○ 氷は水より出でて水よりも寒し 弟子が師にまさることのたとえ、 出藍(しゅつらん)

(参考文献) 樋口清之監修: 生活歳時記(第2版)、p.90 薄氷(うすらい・うすこおり)、三宝出版(1994); 新村出編: 広辞苑(第四版)、p.224 薄氷(うすごおり、うすらひとも)、岩波書店(1991).

2014年2月20日 (木)

豪雪、豪雪地帯の対策特別措置法、1962年(昭和37年)制定、豪雪の記録、1963年 (昭和38年)- 2014年(平成26年)、三八豪雪の金沢駅、1963年(昭和38年)1月27日)、とは(2014.2.20)

 

 今年は異常気象で、2014年(平成26年)2月8日頃から、豪雪地帯になったような大雪が、関東地方(山梨、埼玉、群馬、栃木、東京、横浜、千葉など)を立て続けに襲っています。2月15日の積雪は、甲府市114cm、秩父市98cm、前橋市73cm、熊谷市62cm、宇都宮市32cm、東京都心27cm、横浜市28cm、また、千葉市33cm(2月9日)でした。

 東京都心で45年ぶりの積雪27cmを観測したのは、2月8日深夜と2月15日の未明でした。気象庁によると、この期間、本州の南岸付近が、北からの寒気と南からの暖気の境目(前線帯、低気圧の通り道)になっていたという。 

○ 豪雪地帯

 豪雪(ごうせつ、大雪とも)地帯は、大量の降雪のある地域で、日本では北海道、東北、北陸、山陰の一部が指定されています。大雪影響として、家屋の屋根の損壊、雪おろし中の事故、雪解けによる雪崩、洪水、また、山間部道路の通行止め、集落の孤立、農業被害など、多くの雪害が出ます。

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豪雪地帯地域指定図国土交通省、東京、Google画像):https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/chisei/crd_chisei_tk_000010.html

 1962年(昭和37年)、豪雪のため産業の発展が停滞的で生活水準の向上が阻害されている地域につき、雪害防除、産業等の基礎条件改善に関する総合対策を樹立、推進することを目的とする法律、「豪雪地帯対策特別措置法」が制定されました。

 その具体的な支援措置として、豪雪地帯対策基本計画の円滑な達成を図るとともに、地域産業の振興等による雇用機会の創出と地域経済力の強化に 資するため、財政、金融、税制等様々な側面からの支援措置が講じられています。その後の豪雪(1963 - 2014)には、この法律が適用されました。

○ 豪雪の記録 (1963 - 2014) 

  • 昭和38年1月豪雪三八豪雪):1963(昭和38年)1月 - 2月
  • 四八豪雪(昭和48年豪雪、秋田豪雪):1973年(昭和48年)11月 - 1974年(昭和49年)3月
  • 五二豪雪(昭和52年豪雪):1976年(昭和51年)12月 - 1977年(昭和52年)2月
  • 五六豪雪(昭和56年豪雪):1980年(昭和55年)12月 - 1981年(昭和56年)3月
  • 五九豪雪(昭和59年豪雪):1983年(昭和58年)12月 - 1984年(昭和59年)3月
  • 六一豪雪(昭和61年豪雪):1985年(昭和60年)12月 - 1986年(昭和61年)2月
  • 平成18年豪雪〇六豪雪、一八豪雪):2005年(平成17年)12月 - 2006年(平成18年)2月
  • 平成23年豪雪(北陸豪雪、山陰豪雪):2010年(平成22年)12月 - 2011年(平成23年)1月
  • 平成24年豪雪(北海道豪雪):2011年(平成23年)12月 - 2012年(平成24年)3月
  • 平成25年豪雪(東北豪雪):2012年(平成24年)12月 -2013年(平成25年)2月
  • 平成26年豪雪:2014年(平成26年)2月  太字気象庁命名 

  豪雪(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%AA%E9%9B%AA

○ 三八豪雪の金沢駅 (1963)

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三八豪雪の金沢駅1963(昭和38)年1月27日、Google画像) 38豪雪(通称サンパチ豪雪、中日新聞フォトサービス): http://www.chunichi-photo.co.jp/photozo/sample08.html

 1963(昭和38)年1月27日、金沢市内積雪181cmとなり、1882年(明治15年)の金沢地方気象台開設以来の最深雪量を記録しました。北陸線は全線不通となり、自衛隊や消防団、金鉄局職員の700人が懸命に除雪作業をし、さらに防衛庁が特設師団(第10師団)1300人を動員して除雪にあたりました。 

 市民生活では、非戦災都市の金沢には細い曲がった道が多く、車が通れず、し尿汲み取りが不可能になり、市民は食料、燃料不足に陥りました。さらに、降り積もった雪で玄関が使えず、2階の窓から出入りしたという。

(参考文献) 下中邦彦編: 小百科事典(初版)、平凡社(1973); 新村出編: 広辞苑(第四版)、岩波書店(1991); 北陸中日新聞: 核心 雪雲進路に高気圧の壁(ブロッキング高気圧)、大雪 大気に異変? 南岸に「前線帯」、気圧低下が誤算、温暖化の影響は、2014年(平成26年)2月18日(火)朝刊; 東四柳史明、宇佐美孝、本康宏史、出越茂和編: 図説 金沢の歴史(第1版)、p.160~161 三八豪雪と市民の暮らし、積雪量最深の181センチ、死者15人、生活も被害、北国新聞社(2013).

(参考資料) 〇 雪は天から送られた手紙である、という言葉の生みの親、中谷宇吉郎(雪氷科学者、随筆家)、とは(2010.6.14): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/kagakufudoki87.html

2014年2月 6日 (木)

第22回 冬季オリンピック(ソチ、ロシア)、スキーとスケートの滑る原理、スキー(ノルディック、アルペンなど)、スケート(スピード、フィギュアなど)の歴史、とは(2014.2.6)

 第22回 冬季オリンピックが、 2014年(平成26年)2月6日(木)~23日(日)まで、ソチ(ロシア)で開催されます。オリンピック競技には、スキー(アルペン、ノルディックなど6種目)、スケート(フィギュア、スピードなど3種目)、その他(アイスホッケー、バイアスロンなど6種目)の競技があります。

そこで、改めて、スキーとスケートの氷雪、氷の上で滑る原理、また、その歴史について調べて見ました。

 スキーとスケートの滑る原理

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氷の結晶構造(左 氷の表面が融解、 右 氷の結晶構造、灘 浩樹氏 提供Google画像) 古川義純(こだわりアカデミー、北海道大学低温科学研究所): http://www.athome-academy.jp/archive/mathematics_physics/0000000233_all.html

(解説) 氷に一定の圧力が加えられると、氷の表面が融解し、乱れた水の分子構造(擬似液体層)になることで、スキーやスケートが滑るようになります。

 スキーは雪氷の上で、また、スケートは氷の上で滑り、スピードや演技を競います。この氷の上で滑る原理としては、両足には用具を付け、氷に体重による圧力が加えられ、その部分の融点が下がります。すると、周囲から熱を吸収して氷が解けて水になります。 

 が、滑り去り、圧力がなくなると、直ちに潜熱を放出して、もとの氷にもどります。ということで、滑るとき復氷(ふくひょう)現象が繰り返されていると考えられます。(圧力融解説)  これは、凍結した路面のスリップ事故の原因ともなっています。

 一方、両足にスキー板やスケートのブレード(刃)を付け、氷の表面を滑ると、用具と氷との間に摩擦熱が発生し、接触面の氷がわずかに融けて、これが潤滑の役割を果たすという説もあります。(摩擦融解説) 現在では、これら2つの説の両方が関与して滑る、と説明されています。 

 ○ スキーの歴史

 スキー(もとノルウェー語)は、雪の上を歩き、滑って進むために、それぞれ両足にはく細長い板状の用具、また、これを用いて行う雪上のスポーツのことです。

 北欧~アジア北部で古くから雪上歩行に用いられていたのが起源とされています。江戸時代、1770年(明和7年)前後に、ノルウェーのクリスチャニア(現オスロ)を中心に近代スポーツとして発達しました。 のち中欧に伝えられ、険しいアルプス山系を背景として、オーストリアのM.ツダルスキー(1856~1940)によりシュテム技術を特徴とする新スキー術が編み出されました。彼は「アルペン・スキーの父」と呼ばれています。

 この技術はさらにオーストリアのH.シュナイダー(1890~1955)に受け継がれ、1920年(大正9年)頃、アールベルク・スキー術としてまとめられました。これはアルペン競技の起源となりました。

 ノルディック競技はノルウェーを中心に北欧の丘陵地帯で発達したスキー競技です。その種目には距離競技、ジャンプ競技、複合競技などがあり、1924年第1回(シャモニー)より冬季オリンピック種目となっています。

 アルペン競技は、中欧のアルプス山系をを背景に発達したスキー競技です。その種目には、滑降競技、回転競技、大回転競技、新複合競技(アルペン複合競技)などがあり、いずれも急峻な山から滑り降りるダイナミックな競技で、1936年の第4回(ガルミッシュ・パルテンキルヘン)大会より冬季オリンピック種目となっています。

 1924年(大正13年)、世界スキー連盟(FIS)が結成されました。日本では1911年(明44年)、オーストリアのレルヒ少佐が新潟県高田市((現、上越市)で講習したのに始まります。

 現在、スキーリフト等の完備したゲレンデが各地に作られ、観光事業と相まって冬季レクリエーションとして人気を博しています。 スキー板は合板、メタル(ジュラルミンなど)、グラスファイバー製などが用いられています。 

 スケート の歴史

 スケート(アイス⁻スケート、スケーティングとも)は、編上げ靴の底に鋼製のブレード(金具)を取り付けた氷上滑走用具、また、これを用いて氷の上を滑走するスポーツです。

 古くから北欧等で交通の手段遊戯として行われ、17世紀ころからスポーツ化しました。1892年(明治25年)、国際スケート連盟が設立されました。日本には1877年(明治10年)に初めて紹介されました。

 競技には、スピードスケート、フィギュアスケート(ショート、2分およびフリー、4分)、ホッケーなどがあり、スケート靴もスピード用、フィギュア用、ホッケー用の別があります。

(参考文献) 下中邦彦編: 小百科事典(初版)、平凡社(1973); 新村出編: 広辞苑(第四版)、岩波書店(1991).

(参考資料)  ○ 冬季オリンピック(ウィキペディア):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AC%E5%AD%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF

○ 第22回 オリンピック冬季競技大会(日本オリンピック委員会): http://www.joc.or.jp/games/olympic/sochi/

2014年2月 4日 (火)

冬の歌(童謡、唱歌)、たきび(童謡)、かきねの かきねの まがりかどーー、さざんか さざんか さいたみち ーーこがらし こがらし さむいみちーー(晩秋から初冬) 、雪(ゆき、唱歌)、 雪やこんこ 霰やこんこ  降つては降つては ずんずん積る--(冬最中)、とは(2014.2.4、立春) 

 童謡

 童謡(どうよう)は、大正中期から昭和初期まで、北原白秋(1885~1942、詩人・歌人・童謡作家)らが、文部省唱歌を批判して普及させた、子どもの歌です。 

○ たきび(たき火とも) YouTube(takanonGB ) : http://www.youtube.com/watch?v=S9wgi2SlsJA. 

 この曲は、1941年(昭和16年)、NHKのラジオ番組、「幼児の時間」において作詞 巽聖歌(本名 野村 七蔵、1905~1973)、同年12月「歌のおけいこ」において作曲 渡辺茂(1912~2002)の歌として放送されました。 2007年(平成19年)、「日本の歌百選」に選ばれました。

1. かきねの かきねの まがりかど   たき火だ たき火だ おちばたき  あたろうか あたろうよ  きたかぜ ぴいぷう ふいている

2. さざんか さざんか さいたみち   たき火だ たき火だ おちばたき   あたろうか あたろうよ  しもやけ おててが もうかゆい

3. こがらし こがらし さむいみち  たき火だ たき火だ おちばたき    あたろうか あたろうよ  そうだん しながら あるいてる

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たきび(たき火とも)の歌の発祥地(中野区上高田、東京都、Google画像) 一般の住民の屋敷があり、現在も歌詞に出てくる垣根(かきね)の風情が残っています。 たきび(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9F%E3%81%8D%E3%81%B3

(解説) 巽 聖歌(たつみせいか)は、当時、中野区上高田(東京都)に住んでいました。近くには、樹齢300年を越す大きなケヤキ(6本)がある「ケヤキ屋敷」の他、カシやムクノキなどもあり、一般の住民はその枯葉を畑の肥料や焚き火に使っていました。

 ケヤキ屋敷の歩道沿いに垣根があり、木枯らしが吹く寒い、晩秋から初冬にかけて(10月~12月頃)、道沿いにサザンカ(山茶花、ツバキ科、開花期:10月~翌年2月)の赤い花が咲いていたのであろうか、その近くの落ち葉でたき火している風景を見て、「たきび」の歌詞ができたという。

 なお、ツバキ(椿、ヤブツバキとも、ツバキ科)は、普通は冬最中(さなか)から早春にかけて(ヤブツバキ、開花期:12月~翌年4月)開花します。花びらは、サザンカがほとんど完全に平開します。が、ツバキは完全には平開せず、カップ状の花も多い。 また、サザンカは、ツバキと似ていますが、やや寒さに弱く、花弁が1枚ずつばらばらに散ります。ツバキは花弁ごと落ちます。

 渡辺茂は、NHK(東京放送局)から作曲を依頼された時、「かきねのかきねの」、「たきびだたきびだ」などの繰り返す言葉を口ずさんでいるうち、自然にメロディーが浮かび、10分ほどで完成させたという。

 唱歌

 唱歌(しょうか)は、明治初期から第2次大戦終了時まで、主として学校教育用につくられた、文部省唱歌のことです。

○ 雪(ゆき) YouTube(冬の童謡・唱歌・日本のうた(解説と試聴、世界の民謡・童謡) : http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/yuki.htm

この曲は、1911年(明治44年)、尋常小学唱歌(二)に初出の文部省唱歌で、作詞・作曲は不詳の唱歌です。2007年(平成19年)、「日本の歌百選」に選ばれました。

1. 雪やこんこ 霰(あられ)やこんこ 降つては降つては ずんずん積(つも)る 山も野原も綿帽子(わたぼうし)かぶり、枯木(かれき)残らず  花が咲く

2. 雪やこんこ 霰やこんこ 降つても降っても まだ降りやまぬ  犬は喜び  庭駈(か)けまはり 猫は火燵(こたつ)で丸くなる

(解説) 歌詞の「こんこ」の正確な意味や語源は不明ですが、「来む」(来いは 降れの意)と関係があるという。 また、本曲の出だしの、「雪やこんこ、あられやこんこ、降っても降っても」までのメロディーは、ドボルザーク(1841~1904)作曲 聖書の歌 (Biblické písně) Op. 99 B. 185 の前奏と酷似しているという。

  「雪やこんこ」(ドボルザークの作曲だったんだ---、.Nat Zone):http://www.sakimura.org/2011/07/1171/

ヨゼフ・スーク - Josef Suk (ヴィオラ) ウラディーミル・アシュケナージ - Vladimir Ashkenazy(ピアノ))http://ml.naxos.jp/work/391532

(参考資料) ○ 冬の童謡・唱歌・日本のうた(解説と試聴、世界の民謡・童謡): http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/winter.htm

○ 日本の歌百選(親子で歌いつごう、日本PTA全国界協議会公募結果、文化庁、2007年):http://www.sakushi.com/contents/uta_hyakusen.htm 文化庁日本の歌百選、ホームページ): http://www.bunka.go.jp/uta100sen/

○ 秋の歌(唱歌、童謡、フォークソング)、旅愁、虫の声、紅葉(もみじ)、秋の子、小さい秋見つけた、誰もいない海、とは(2013.11.11): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-eebf.html

2014年2月 1日 (土)

花の色、赤色と白色のサザンカ(山茶花)、赤い花は花の中に赤い色素があり、赤い光を反射するので赤く見える、が、白い花は花の中に多くの空気の泡があり、光を乱反射して白く見える、とは(2014.2.1)

 冬の季節、犀川の北東地域(桜田町、出雲町)の歩道沿いには、赤い花のサザンカ(山茶花、ツバキ科)が目立ちました。が、時折、白い色の花のサザンカが目につき、珍しかったので、デジカメで撮影しました。 

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赤い色のサザンカ(山茶花、ツバキ科、歩道沿いの公園、出雲町、金沢)

 ツバキ(椿、ツバキ科)と似ていますが、やや寒さに弱く、花弁が1枚ずつばらばらに散ります。ツバキは花弁ごと落ちます。

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白い色のサザンカ(山茶花、ツバキ科、歩道沿いの街路、桜田町、金沢)

 サザンカは日本原産で、花の色は、赤、白のほか、桃、複色など、約300品種あると言われています。

解説) 花の色は、おおまかに白、黄、赤、青、紫、黒などに分けられています。この中で、白と緑を除く全ての主要色素は、アントシアニン(500種類以上、赤色から黒色までを発現)とカロテノイド(600種類前後、黄色)です。

 花弁に光があたると、一部は花弁で反射され(反射光)、残りのほとんどの光は吸収されます(吸収光)。花弁のような半透明な物体では、さらに光の一部は通り抜けてしまいます(透過光)。

 これらのうち、私たちに色として見えるのは反射光と透過光ですが、圧倒的なのは反射光です。すなわち、赤い花の場合は赤い光を反射するので赤く見えます

 白い花の場合は花弁の細胞小器官には、多くの隙間(すきま)があり、そこに空気の泡がありますこの空気の泡が光を乱反射して白く見えます。セッケンを泡立てたとき白く見えるのと同じ原理です。

 が、大多数の白い花には、人間の目には見えない、わずかに紫外域に入ったところの光を反射する、フラボノイドの仲間の色素が含まれています。ある程度の量で花弁中に存在すると、花の反射光が可視域にかかり、淡い黄色として見えてくることがあります。

(参考文献)  岩科司: 花はふしぎ、p.44~56、花の色の二大色素、アントシアニンとカロテノイド、p.69~70、白い花のふしぎ、 講談社(2008); 主婦の友編: 花木&庭木図鑑200、p.66、サザンカ、主婦の友社(2009); 浜田豊: 花ことば 花データ 由来が分かる、花の名前 522種、p.125、サザンカ、日東書院(2011).

(参考資料) ○ 落葉低木、アジサイ(紫陽花)にまつわる歴史伝承、アジサイの名前(由来)、アジサイの花(咲き型)、アジサイの花の色(七変化)、とは(2011.6.13): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/183.html

(追加説明) ○ サザンカとツバキの違い

 サザンカ(山茶花、ツバキ科)は、普通は晩秋から初冬にかけて(開花期:10月~翌年2月)開花します。が、ツバキ(椿、ヤブツバキとも、ツバキ科)は、普通は冬最中(さなか)から早春にかけて(開花期:12月~翌年4月)開花します。

 花びらは、サザンカがほとんど完全に平開します。が、ツバキは完全には平開せず、カップ状の花も多い。 また、サザンカは、ツバキと似ていますが、やや寒さに弱く、花弁が1枚ずつばらばらに散ります。ツバキは花弁ごと落ちます。

 

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