春分の日(3月21日)、春の7日間の彼岸会(3月18日~24日)の中日に当たる、春に先がけて咲く市内歩道沿いのジンチョウゲ(沈丁花)、まだ蕾もかたい犀川堤防沿いのヤマザクラ(山桜)、とは(2014.3.22)
春分の日は、太陽が春分点を通過する時刻の日で、春の7日間の彼岸会(3月18日~24日)の中日(ちゅうにち、3月21日ころ)に当たります。
太陽は真東から出て真西に入り、理論上は昼夜の長さが等しくなります。その後は夏至まで、昼が次第に長くなります。この頃になると、「暑さ寒さも彼岸まで」の諺が思い出されます。
彼岸会(ひがんえ)は、彼岸の7日間(3月18日~24日)に行なわれる仏教の法会です。平安時代のはじめ、、朝廷では皇霊祭が行われていました。その後、中日の日没が真西に当たるので、庶民の西方浄土を希求する願いと民俗が結びつき、寺院への参拝と墓参が盛んに行なわれ、江戸時代に年中行事となりました。
この頃になると、春に先がけて咲く、市内歩道沿いの低木の街路樹、ジンチョウゲ(沈丁花、ジンチョウゲ科、中国、ヒマラヤ原産)が見られましたが、犀川堤防沿いのヤマザクラ(山桜、バラ科、日本原産)は、まだ蕾もかたく、開花にはほど遠いように感じられました。
が、高知気象台では3月18日、全国で最も早く、高知市でソメイヨシノが開花したと発表しました。例年より4日早く、昨年より3日遅いそうです。なお、雪から街路樹を守っていた「雪つり」の取り外し作業は3月12日、金沢市内で始まっています。
ジンチョウゲ(沈丁花、ジンチョウゲ科、中国、ヒマラヤ原産、市内歩道沿い、示野町、金沢、2014年(平成26年)3月21日)
ヤマザクラ(山桜、バラ科、日本原産、犀川堤防沿い、桜田町、金沢、2014年(平成26年)3月21日)
(参考文献) 下中邦彦編: 小百科事典、平凡社(1973); 新村出編: 広辞苑(第四版)、岩波書店(1991); 樋口清之監修: 生活歳時記(第2版)、三宝出版(1994).
(参考資料) ○ 春分の日(2013年3月20日)、暑さ寒さも彼岸まで、わが家から眺める犀川の風景 :http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-0416.html.
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