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2014年4月29日 (火)

行く春(季題)、花もみな 散りぬる宿は 行く春の 故郷とこそ なりぬべらなれ (和歌、紀貫之)、 行く春や 鳥啼き魚の 目は泪 (俳句、松尾芭蕉)、ゆさゆさと 春が行くぞよ 野べの草 (俳句、小林一茶)、とは(2014.4.29)  

 行く春(ゆくはる)とは、広辞苑によれば、暮れてゆく春、過ぎゆく春、晩春、まさに終ろうとする春で、惜春の心をこめていう。は、とりわけ楽しく明るい季節だけに、それが尽きようとする、行く春は、なぜか物寂しい気持ちにさせられ、昔から多くの歌人や俳人により、季題として詠まれています。

○ 花もみな 散りぬる宿は 行く春の 故郷とこそ なりぬべらなれ   

   紀貫之(872~945?) 拾遺和歌集77、春 (平安時代)                

(解説) 花もすべて散ってしまったわが家は 過ぎ去って行く春の 旧跡になってしまったようだ。

○ 行く春や 鳥啼き魚の 目は泪 

   Photo_3 

  松尾芭蕉(1644~1694) 行く春や 鳥啼き魚の 目は泪 奥の細道 (大迫閑歩解説、江戸時代) :http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/okunohosomichi/okuno02.htm.  

(解説) 春が過ぎ去るのを惜しんで 鳥も魚も目に涙を浮かべている。この句は、1689年(元禄2年)3月27日、芭蕉が旅立ちの心境を詠んだもので、人のみならず、鳥や魚までも別れを惜しんでいる、という。

○ ゆさゆさと 春が行くぞよ 野べの草 

  小林一茶(1763~1827) 七番日記 (江戸時代)

(解説) 風にゆすられて 春が過ぎ去り 野辺の草が、音を立てゆれ動いている。

(参考文献) 新村出編: 広辞苑(第四編)、p.2615 ゆくはる(行く春)、岩波書店(1991);樋口清之: 生活歳時記(第2版)、p.240 行く春(ゆくはる)、三宝出版(1994).

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