« 田植え、金沢市内の田んぼ、田植え機によりコシヒカリの育苗を植えると同時に、肥料も撒く農作業の風景、とは(2014.5.3) | トップページ | 初夏の草花、花木(2014年5月8日)、犀川土手の遊歩道沿いに群生して咲く、帰化植物の野草、コバンソウ、ヘラオオバコ、アカツメグサ、また、大きな美しい赤色の花、ヒラドツツジの風景(2014.5.8) »

2014年5月 6日 (火)

立夏、トマトが害虫から身を守る仕組み、トマト(ナス科)が互いに香りで害虫の危機を伝え、体内で毒を合成して助け合っている、とは(2014.5.6)

 昨日、5月5日は、祝日、子供の日、また、24節気の立夏で、夏の始め、夏に入る日でした。この日から立秋(8月7日)までを、中国の暦では、夏としました。

 トマト(ナス科、原産は南アメリカ、ペルー、エクアドルなどアンデス高地)は、夏の季語ですが、冷涼で強い日差しを好み、高温多湿を嫌う性質から、春から初夏と秋から初冬のトマトが美味とされています。

 最近、トマトは害虫に食べられた仲間が発する香りの成分を取り込み、自分の体内で害虫を減らす毒に作りかえる、という巧妙な仕組みで、トマトが危険から身を守っていることが、京都大学と山口大学のチームにより、解明されました。

 その研究の詳細は、2014年(平成26年)4月29日、米国科学アカデミー紀要の電子版に発表されました。 これは、植物の抵抗力を生かした新タイプの農薬の開発につながる可能性がある、という

As20140428004429_comml1_2  

トマト(ナス科)が害虫から身を守る仕組み(朝日新聞: 阿部彰芳、2014年(平成26年)4月29日、朝刊)

(解説) 植物が食害にあうと、そのまわりの株が害虫への抵抗力を増す現象は、いくつかの種で報告があります。が、その理由はよく分かっていませんでした。

 京都大学の高林純示教授(化学生態学)らは、害虫として知られるガの幼虫にトマトの葉を食べさせ、周りの株にどんな変化が起きているかを調べました。

 その結果、トマトの体内で、葉の細胞が壊れた時、放出される香り成分に糖がくっついた物質だけが増え、この物質は、幼虫の生存率を2割以上に下げる働きがある毒であることが分かりました。また、毒の原料になる香り成分は、外部から取り込み、体内で糖をつけていることも突き止めました。

 この香り成分は、草刈りの時にも発生される、匂(にお)いの成分で、イネやナス、キュウリなどでも同じ防御の仕組みがある、と考えられています。

参考文献) 〇 朝日新聞: 阿部彰芳トマト 香りで助け合い、害虫の危機伝え、毒を合成、2014年(平成26年)4月29日、朝刊.

〇 論文(Koichi Sugimoto他、14名): Intake and transformation to a glycoside of (Z)-3-hexenol from infested neighbors reveals a mode of plant odor reception and defense : http://www.pnas.org/content/early/2014/04/23/1320660111.abstract

(参考資料) 〇 二十四節気(にじゅうしせっき)、1年間の季節を表す言葉(太陽の通り道を基準とする、太陽暦!)、農耕(種まきから収穫まで、農作業の目安!)に活用、とは(2012.6.23): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-d179.html

〇 地方特産の野菜、加賀野菜(かがやさい、15品目)、京野菜(きょうやさい、43品目)、地産地消(ちさんちしょう)、野菜栽培カレンダー、とは(2012.3.22):http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/238.html

« 田植え、金沢市内の田んぼ、田植え機によりコシヒカリの育苗を植えると同時に、肥料も撒く農作業の風景、とは(2014.5.3) | トップページ | 初夏の草花、花木(2014年5月8日)、犀川土手の遊歩道沿いに群生して咲く、帰化植物の野草、コバンソウ、ヘラオオバコ、アカツメグサ、また、大きな美しい赤色の花、ヒラドツツジの風景(2014.5.8) »

● 農林水産(穀物、野菜、果物、酪農、養殖、食品、花粉症、農地改革)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1802629/56073126

この記事へのトラックバック一覧です: 立夏、トマトが害虫から身を守る仕組み、トマト(ナス科)が互いに香りで害虫の危機を伝え、体内で毒を合成して助け合っている、とは(2014.5.6) :

« 田植え、金沢市内の田んぼ、田植え機によりコシヒカリの育苗を植えると同時に、肥料も撒く農作業の風景、とは(2014.5.3) | トップページ | 初夏の草花、花木(2014年5月8日)、犀川土手の遊歩道沿いに群生して咲く、帰化植物の野草、コバンソウ、ヘラオオバコ、アカツメグサ、また、大きな美しい赤色の花、ヒラドツツジの風景(2014.5.8) »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

フォト

アクセス解析

無料ブログはココログ