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2014年6月 1日 (日)

ニシンの漢字、鰊とか鯡の語源、鰊(れん)の字は中国では「小魚の名」、鯡(ひ)の字は「フナに似た魚の名」、または「魚卵」、アイヌ語では「数の子(かずのこ)」、とは(2014.6.1)

 ニシン漢字とかと書きます。その語源として、(れん)の字は中国では「小魚の名」、(ひ)の字は「フナに似た魚の名」、または「魚卵」のことです。

ニシンは、アイヌ語ヘロキ、ヘルキ、ヘロギのほか、以下の辞典には、多くの呼び名が見られます。 〇 アイヌ語(魚と貝の名前):
http://ainu-plant-animal.seesaa.net/article/397494662.html

ニシンの卵を「数の子(かずのこ)」といいます。これは「カドの子」がなまったものです。現在でも東北地方ではニシンをカドといっています。

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ニシン鯡・鰊、Google画像) ニシン鯡・鰊、ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%83%B3

(解説) ニシン(鯡・鰊)は、広辞苑によれば、ニシン科の寒流性回遊魚。地方名は、カド、カドイワシ、青魚、春告魚など。かずのこ(数の子)はその卵。体長約35cm。北太平洋に分布し、北海道・サハリン(樺太)西海岸に多い。食用・肥料・鯡油(にしんあぶら)・魚蝋(ぎょろう)の原料など用途が広い。

 ところで、江戸時代松前(まつまえ)のは、「ニシンは魚に非(あら)ず、松前の米成(こめなり)。故に魚偏に非と書いてニシン(鯡)という」と唱(とな)えたという。

 また、ある語源考によると、「親を二つに裂いて乾す故に二身(にしん)、即ち二つ身なり」と説明されています。この「裂いて乾すニシン」を「身欠ニシン」といっています。

 その製法は、アイヌサツ・チェップ(サツは乾く、チェップは魚)に由来しています。アイヌは、もと狩猟民族で、塩を持っておらず、魚を貯える手段に素干しを活用していました。

(参考文献) 新村出編: 広辞苑〈第4版)、p.1954 にしん(鯡・鰊)、岩波書店(1991); 樋口清之監修: 生活歳時記(第2版)、p.301 ニシンの語源、三宝出版(1994).

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コメント

どこかから俗説を仕入れになったのでしょうが、ニシンはアイヌ語で「カド」とは言いません。ヘロキと言います。

五十嵐 洋 様

ニシンのアイヌ語について、以下のように修正しました。ご教示ありがとうございました。

ニシンは、アイヌ語でヘロキ、ヘルキ、ヘロギのほか、以下の辞典には、多くの呼び名が見られます。
〇 アイヌ語(魚と貝の名前):
http://ainu-plant-animal.seesaa.net/article/397494662.html
                            本浄 高治

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