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2015年1月 8日 (木)

七草がゆ(1月7日)、中国と日本の正月の行事、江戸時代、加賀藩では、第3代藩主前田利常の頃から、一年の無病息災を願う行事として、正月7日に催されていた、神前での七草の調理(尾山神社、金沢市)、とは(2015.1.8)

 中国では、元日から8日まで、鶏(にわとり)、狗(いぬ)、羊(ひつじ)、猪(いのしし)、牛、馬、人、穀(こく)を配し、その日にそれらのものを大切に扱う風習があり、7日を人日(じんじつ)とするのもここから来ています。この日には、七種菜羹(しちしゅさいのかん)という7種類の野菜の粥(かゆ)を食べ、無病を祈る風習がありました。

 日本でも人日を五節句の一つに数え、正月7日の朝、将軍以下が七草粥(ななくさがゆ)を食べるなど、公式の行事となっていました。春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)は、すべて薬草であり、邪気を払い万病を除くと言われていました。

 これは、江戸時代、正月料理の飲食で体力をつけ、のち正月7日の七草(ななくさ)、ナズナやハコベラなどの解毒(げどく)の強い薬草の粥(かゆ)を食べ、食べ過ぎや飲み過ぎなどによる胃腸の酷使を調整して、重労働の稲作農業の開始に備える意味がありました。 儀式の時、七草を俎(まないた)に載せて、囃(はや)して叩き、粥(かゆ)に入れ、将軍以下これを食べました。

  加賀藩では、第3代藩主前田利常(1594~1658)の頃から、一年の無病息災を願う行事として、正月7日に催されていたという。 この七草がゆを再現した催しが、昨日の7日朝、初代加賀藩主、前田利家(1537~1599)を祭神とする尾山神社(金沢市)でありました。

https://www.facebook.com/honjo1003

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神前での七草の調理(大友佐俊さん(大友桜)、尾山神社、金沢市、2015年1月7日)

尾山神社(金沢の総合情報、きまっし金沢: http://kimassi.net/oyamajinja/oyamajinja.html; 尾山神社(おやまじんじゃ、ホームページ): http://www.oyama-jinja.or.jp/

(解説) 神前での七草の調理は、加賀藩の料理方として仕えていた、大友桜(おおともろう、料亭)の主人、大友佐俊さんが、その役を努めました。拝殿でまな板の上に七草を載せ、おはやしを唱えながら、包丁や火吹き竹、しゃもじで順番に切ったりたたいたりしました。この時、悪疫をもたらす鳥を追い払うとされる言われに従い、トントンと音を響かせました。

 この行事は、前田家18代当主の前田利祐さんの提案により、2006年から始まり、今年も文化人や経済人、前田家ゆかりの人たちを招き、七草がゆを含む朝食を囲み、今年一年の健康を祈りました。

 七草がゆは、万病を除くといい、現在でも日本各地で広く行われています。これにあやかり、わが家でも、7日の昨夜、近くのマーケットで七草のセットを買い、家内が七草がゆをつくり、無病息災を願って食べました。

(参考文献) 北陸中日新聞: 息災 尾山神社 七草がゆ行事、北陸中日新聞、2015年1月8日(木)朝刊。

(参考資料) ○ 五節供(のち五節句)にまつわる歴史伝承、人日(正月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)、農耕儀礼としての年中行事、とは(2011.9.5): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/205.html

〇 春の七草にまつわる歴史伝承、七草粥(ななくさがゆ)、秋の七草との違い、とは(2011.1.7): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/156.html

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