樹木公園の野の花(4月12日)、白山連峰のふもと、石川県樹木公園( 白山市 三宮町)の遊歩道沿いに咲くカタクリの花、その名の由来、とは(2015.4.30)
白山連峰のふもと、石川県林業試験場(樹木公園、白山市、三宮町)では、桜の見頃の時期に、野の花として、カタクリ、ショウジョウバカマなども楽しめます。また、ソメイヨシノの見頃が終わった後、八重桜や菊桜など多くの種類の桜の見頃が続き、ミズバショウも楽しめます。
先月(4月12日)、桜の花見の時、カタクリの花が、樹木公園の日本庭園や展示館への道の途中で目につきました。しばらく見惚れたのち、その姿をデジカメに収めました。その後、カタクリの名の由来についても調べました。
カタクリ(片栗、ユリ科、樹木公園、白山市、石川県)
(解説) カタクリ(片栗、ユリ科)は、多年草で、北海道、本州の各地の山野に広く自生しています。早春に地下茎から二葉を出し、その間から紅紫色の6つの花びらを持つ美しい花が咲きます。
地下茎から製した白色のデンプンが片栗粉(かたくりこ)で、片栗麺(かたくりめん)、和菓子の落雁(らくがん)の材料となり、また湯にといて、くず湯として飲みます。 が、現在は生産が少ないため、ほとんどがジャガイモノのデンプンでつくられています。
(解説) カタクリの名の由来として、 花が咲いた後、実がつき、重そうに垂(た)れることが多く、その実は、栗のいがの中にある1つ1つの実(タネ、種)に似ています。ということで、カタクリの実が、栗の実の1つなので、片栗(カタクリ)の名の由来になったという。
他の説として、花が咲かない葉に、鹿の子模様がはっきりと現われることから、はじめ片葉の鹿の子と呼ばれ、それがカタタゴとなり、さらにカタクリに変化したという。
(参考文献) 新村出(編): 広辞苑(第4版)、p.492 かたくり(片栗)、岩波書店(1991); 高橋勝雄: 野草の名前 春 (初版)、p.81 カタクリ、山と渓谷社(2002).
(参考資料) ○ 桜の見頃に見える野の花(カタクリ、樹木公園、きまっし金沢、石川県):http://kimassi.net/hana/jumokuharu.html
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