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2015年4月の11件の記事

2015年4月30日 (木)

樹木公園の野の花(4月12日)、白山連峰のふもと、石川県樹木公園( 白山市 三宮町)の遊歩道沿いに咲くカタクリの花、その名の由来、とは(2015.4.30)

(Link) https://www.facebook.com/honjo1003    http://blogs.yahoo.co.jp/honjo202

 白山連峰のふもと、石川県林業試験場(樹木公園、白山市、三宮町)では、桜の見頃の時期に、野の花として、カタクリ、ショウジョウバカマなども楽しめます。また、ソメイヨシノの見頃が終わった後、八重桜や菊桜など多くの種類の桜の見頃が続き、ミズバショウも楽しめます。 

 先月(4月12日)、桜の花見の時、カタクリの花が、樹木公園の日本庭園や展示館への道の途中で目につきました。しばらく見惚れたのち、その姿をデジカメに収めました。その後、カタクリの名の由来についても調べました。

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カタクリ(片栗、ユリ科、樹木公園、白山市、石川県)

(解説) カタクリ(片栗、ユリ科)は、多年草で、北海道、本州の各地の山野に広く自生しています。早春に地下茎から二葉を出し、その間から紅紫色の6つの花びらを持つ美しい花が咲きます。

 地下茎から製した白色のデンプンが片栗粉(かたくりこ)で、片栗麺(かたくりめん)、和菓子の落雁(らくがん)の材料となり、また湯にといて、くず湯として飲みます。 が、現在は生産が少ないため、ほとんどがジャガイモノのデンプンでつくられています。

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(解説) カタクリ由来として、 花が咲いた後、実がつき、重そうに垂(た)れることが多く、その実は、栗のいがの中にある1つ1つの実(タネ、種)に似ています。ということで、カタクリの実が、栗の実の1つなので、片栗(カタクリ)の名の由来になったという。

 他の説として、花が咲かない葉に、鹿の子模様がはっきりと現われることから、はじめ片葉の鹿の子と呼ばれ、それがカタタゴとなり、さらにカタクリに変化したという。

(参考文献) 新村出(編): 広辞苑(第4版)、p.492 かたくり(片栗)、岩波書店(1991); 高橋勝雄: 野草の名前 春 (初版)、p.81 カタクリ、山と渓谷社(2002).

(参考資料) ○ 桜の見頃に見える野の花(カタクリ、樹木公園、きまっし金沢、石川県):http://kimassi.net/hana/jumokuharu.html

 

樹木公園のサクラの花(4月12日、19日)、石川県樹木公園( 白山市 三宮町)の花見と各種サクラ(桜)の開花状況、とは(2015.4.30)

  石川県の 樹木公園は、 手取川の本流を見下ろす高台にある、県林業試験場( 白山市 三宮町)の構内にあります。芝生広場を中心に、花木園、針葉樹林、郷土の森、落葉広葉樹林、常緑広葉樹林、特用樹林、桜椿園、日本庭園などが配置されています。

 その敷地(約27ヘクタール)には、約800種、15,000本余りの樹木が植えられています。なかでも、サクラ(桜)は約130品種約900本、また、ツバキ(椿)は約140品種、850本と多く、全国的にも有数の規模となっています。

 4月12日(日)石川県は、快晴に恵まれ、神子清水の水汲み途中、樹木公園に立ち寄り、息子と桜見物しました。ソメイヨシノは、満開近く、花見客で賑わっていました。

 その1週間後、4月19日(日)は、曇のち雨模様となりました。再び息子と桜見物したのですが、ソメイヨシノなど早咲きのサクラは葉桜となり、花見の客はちらほらでした。

 一方、遅咲きのサクラ(八重桜、菊桜など)の花は、見頃でした。そこで、樹木公園の遊歩道を散策しながら、見応えのある美しい花姿を鑑賞し、その光景をデジカメに収めました。

○ 樹木公園の芝生広場の周辺の花見(2015.4.12, 4.19)

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〇 サクラ(桜)の開花(2015.4.12)

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〇 サクラ(桜)の開花(2015.4.19)

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(参考資料)

〇 石川県農林総合研究センター 林業試験場樹木公園、ほっと石川旅ネット): http://www.hot-ishikawa.jp/sys/data?page-id=4645

○ 樹木公園のユキヤナギ、ツバキ、モモの花(4月12日、19日)、石川県樹木公園( 白山市 三宮町)の各種ツバキ(椿)とモモ(桃)の開花状況、とは(2015.5.1): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/201551-613b.html

(追加画像) 

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サクラの10野生種 (朝日新聞: 今さら聞けない サクラ、2015年(平成27年)3月14日(土)朝刊より)

 

樹木公園のユキヤナギ、ツバキ、モモの花(4月12日、19日)、石川県樹木公園( 白山市 三宮町)の各種ツバキ(椿)とモモ(桃)の開花状況、とは(2015.5.1)

 石川県の 樹木公園( 白山市 三宮町)は、芝生広場を中心に、花木園、針葉樹林、郷土の森、落葉広葉樹林、常緑広葉樹林、特用樹林、桜椿園、日本庭園などが配置されています。

 その敷地(約27ヘクタール)には、約800種、15,000本余りの樹木が植えられています。なかでも、サクラ(桜)は約130品種約900本、また、ツバキ(椿)は約140品種850本と多く、全国的にも有数の規模となっています。

 4月12日(日)石川県は、快晴に恵まれ、樹木公園のソメイヨシノは、満開近く、花見客で賑わっていました。1週間後、4月19日(日)は、曇のち雨模様となり、サクラは葉桜となり、花見の客はちらほらでした。

 が、ふと目をやると、遅咲きのサクラ(八重桜、菊桜)のほか、ツバキ(椿)、モモ(桃)の花は見頃を迎えていましたので、美しい花姿を鑑賞し、その光景をデジカメに収めました。

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〇 ツバキ(椿)の花(2015.4.12)

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〇 モモ(桃)の花(2015.4.19)

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(参考資料)

〇 石川県農林総合研究センター 林業試験場樹木公園、ほっと石川旅ネット): http://www.hot-ishikawa.jp/sys/data?page-id=4645

○ 樹木公園のサクラの花(4月12日、19日)、石川県樹木公園( 白山市 三宮町)の花見と各種サクラ(桜)の開花状況、とは(2015.4.30): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-303d.html

2015年4月29日 (水)

山野草、春(4月24日、28日)、珍しく、変わった形の花が咲き、勘違いの名を持つ、シャガ(射干、アヤメ科、多年草、蝴蝶花とも)、また、サンシクヨウソウ(三枝九葉草)の奇名を持つ、イカリソウ(碇草)、とは(2015.4.29)

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先日(4月24日、28日)金沢は、快晴に恵まれ、気温も20℃を少し超えるほどの暖かさとなりました。そこで、県庁近くの憩いの場、歴史の径(西)、おもいでの森(南)、県民の杜(北)などの遊歩道を散策しました。

 その途中に、変わった形の花を付けた、シャガ(射干、アヤメ科、多年草、蝴蝶花とも)、イカリソウ(碇草、錨草、メギ科)などが目に留まり、しばらく鑑賞したのち、その光景をデジカメに収めました。

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歴史の径(県庁西側、鞍月、金沢)

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シャガ(射干、アヤメ科、蝴蝶花とも) 

(解説) 

 シャガ(射干、アヤメ科、多年草、蝴蝶花とも) は、本州から四国、九州まで、広い地域に分布しています。 中国から渡来してきた種で、ふつう農家の裏山や人里近い沢沿いに生育しています。 シャガの名は、命名者がヒオウギ(アヤメ科)と勘違いして付けた漢名という。  

 花は淡い紫色で、外側の大きな花びらに黄色(橙)の突起と青紫、黄色(橙)の斑紋があります。 花は朝に咲いて、夕方にはしぼみます。                           

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おもいでの森(県庁南側、鞍月、金沢)

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イカリソウ(碇草、錨草、メギ科)

(解説)

 イカリソウ(碇草、錨草、メギ科、多年草、サンシクヨウソウ、三枝九葉草とも)は、北海道、本州に分布しています。本州では太平洋側に自生しています。山地や丘の林の中の森のへりで見かけます。

 春の花で、ふつう紅紫色ですが、日本海側には、葉が常緑で白花か淡紅紫色花のトキワイカリソウが生育しています。花びら(花弁)は4つあり、いずれも牛の角(つの)の形で、中は空洞で、先端側に蜜が入っています。

 この花の形が船の碇(錨、いかり)に似ているので碇草と名付けられました。また、葉は小さなハート形の葉が9枚つき、3つに枝分かれした後、もう一回3つに分かれるので、三枝九葉草と名付けられました。古名の淫羊藿(うむきな)は、中国産薬草の強壮剤ともつながる名前です。

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県民の杜(県庁北側、鞍月、金沢)

(参考文献) 高橋勝雄: 野草の名前 春(初版)、p.22~23、イカリソウ(碇草、錨草)、p.163、シュンラン(春蘭)、山と渓谷社(2002).

2015年4月25日 (土)

菊桜(4月24日)、かって国の天然記念物で、日本一花びらの多い兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)のほか、石川県指定天然記念物のケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)、ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)、とは215.4.25)

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 石川県には、菊桜として、かって国の天然記念物に指定された兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)のほか、県指定天然記念物のケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)が、石川県庁近く、県民の杜で見ごろを迎えています。

  兼六園菊桜の花びら(花弁)は、日本で最も多く300枚ほどあります。その桜木は、原木(枯死)を枝接ぎした2代目の育成種です。 

  これらの菊咲き(段咲き)の桜の(つぼみ)は、はじめ濃紅色か淡紅色です。が開くにつれ、次第に淡紅色、白色となり、また、花びらを50~300枚ほどつけます。開花期は、八重桜より少し遅く、一輪の花でも、丸くふんわり、豪華な花姿をしています。

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県民の杜 (県庁近く、鞍月、金沢)

 

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兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ) 淡紅色の花(4月24日)

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ケタノシロキクザクラ(気多白菊桜) 白色の花(4月24日)

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 ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜) 白色の花(4月24日)

(解説)  

 桜の名は、花びら5枚一重桜、約10~50枚を八重桜、特に約50~300枚と非常に多い花を菊桜と呼んでいます。 八重咲き菊咲きの多くの花びら(花弁)、オシベ(雄シベ)メシベ(雌しべ)変化したものと考えられています。

 花は、白と緑を除く全ての主要色素は、アントシアニン(500種類以上、赤色から黒色までを発現)とカロテノイド(600種類前後、黄色)です。 赤い花の場合は赤い光を反射するので赤く見えます。  

 白い花の場合は、花びらの細胞小器官には、多くの隙間(すきま)があり、そこに空気の泡がありますこの空気の泡が光を乱反射して白く見えます。 が、大多数の白い花には、人間の目には見えない、わずかに紫外域に入ったところの光を反射する、フラボノイドの仲間の色素が含まれています。ある程度の量で花弁中に存在すると、花の反射光が可視域にかかり、淡い黄色として見えてくることがあります。

(参考資料)

 桜の名木、八重咲および菊咲(段咲)の花(4月7日)、県庁近く、県民の杜の名木の桜、熊谷桜(クマガイザクラ)、ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)、ケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)、兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)の開花状況、とは((2015.4.7):http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/201547-9811.html

(追加画像)

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ヒヨドリザクラ鵯桜): http://www7b.biglobe.ne.jp/~cerasus/cera-hm/a-hiyodori.html

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ヒウツダニザクラ(火打谷桜):https://www.pref.ishikawa.lg.jp/ringyo/sakura/data/hiutidanikikuzakura.html


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〇 桜図鑑(日本花の会): http://www.hananokai.or.jp/b/yp_szukan/d/d3000.html 

〇 兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ、巨樹と花のページ): http://www.tree-flower.jp/17/kikuzakura_632/kenrokuen_kikuzakura.html

 善正寺菊桜ゼンショウジキクザクラ、きまっし金沢、金沢の総合情報):http://kimassi.net/hana/znsyoukiku.html

〇 気多白菊桜(ケタシロギクザクラ、日本の桜、このはなさくや図鑑): http://www7b.biglobe.ne.jp/~cerasus/cera-ka/c-ketanokiku.html

2015年4月21日 (火)

八重桜(4月15日、18日、20日、24日)、県庁(鞍月、金沢)駐車場の八重桜並木の遊歩道沿い、遅咲きの見頃の八重桜、イチヨウ(一葉)、カンザン(関山)、フゲンゾウ(普賢象)、手毬(テマリ)、楊貴妃(ヨウキヒ)、鬱金(ウコン)など、その個性的な美しい花姿、とは(2015.4.21)

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 金沢は、4月15日、18日、24日は快晴で、暖かく、また、4月20日は、雨のち曇となり、南の風が山を越えて吹き下ろす際に気温が上がる、フェーン現象が起き、今年の最高気温27.0℃を記録し、7月上旬並みの暑さとなりました。 

 石川県庁本庁舎(鞍月、金沢)南入口前、東西駐車場の遊歩道沿いに植栽された八重桜並木を散策し、遅咲きの7種の八重桜、イチヨウ(一葉)、カンザン(関山)、フゲンゾウ(普賢象)、手毬(テマリ)、楊貴妃(ヨウキヒ)、鬱金(ウコン)、八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)など、見応えのある美しい花姿を鑑賞し、その光景をデジカメに収めました。

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イチヨウ(一葉) 2015.4.18

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カンザン(関山) 2015.4.20

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カンザン(関山) 2015.4.18

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カンザン(関山) 2015.4.20

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普賢象(フゲンゾウ) 2015.4.24


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手毬(テマリ) 2015.4.15

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楊貴妃(ヨウキヒ) 2015.4.18

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楊貴妃(ヨウキヒ) 2015.4.24

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鬱金(ウコン) 2015.4.18

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鬱金(ウコン) 2015.4.24

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八重紅枝垂(
ヤエベニシダレ) 2015.4.9

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県庁本庁舎南入口前、東西の駐車場沿いの桜並木の遊歩道(鞍月、金沢) 2015.4.18

(参考資料)

〇 桜図鑑(日本花の会): http://www.hananokai.or.jp/b/yp_szukan/d/d3000.html 

(解説)  桜は、バラ科サクラ属の落葉高木または低木の総称です。サクラ属は亜科とされることもあります。中国大陸、ヒマラヤ、台湾にも数種あります。日本には、ヤマザクラ(山桜、シロヤマザクラ、白山桜とも、関東以南の山地に自生する)やマメザクラ(豆桜)、エドヒガン(江戸彼岸)など10種野生で分布しています。

 この野生の10種交雑突然変異を繰り返して生まれたのが園芸品種です。桜は他家受粉で子孫を残すため、新しい園芸品種がどんどん増えていっています。江戸時代、多数の品種が交配により育成され、今日では、鑑賞を目的とした園芸品種は、500種を超えるという。

 

 八重桜(ヤエザクラ)や菊桜(キクザクラ)などは、花びら花弁)の枚数で分けた大まかな呼び名です。花びら5枚は「一重」、約5~10枚を「半八重」、約10~50枚を「八重」、特に八重の中でも、50~300枚と非常に多い花を「菊咲き」と呼び分けています。なお、八重咲きは、オシベ(雄シベ)メシベ(雌しべ)花びら(花弁)に変化して出来ると考えられています。

 

  ソメイヨシノ(染井吉野)は一重、ミクルマガエシ(御車返し)は半八重、カンザン(関山)は八重、また、ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)、ケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)、ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜)などは菊咲きです。 

 

 八重桜は、ヤマザクラ(山桜)やソメイヨシノ(染井吉野)に比べて開花期が1~2週間ほど遅く、一輪の花でも、やや大きく、丸くふんわりした非常に豪華な花姿をしています。

 

(追加説明) サクラ(桜)は、北半球の温帯に100種ほど野生の種が分布しています。このうち10種が日本に見られ、花びらの色は、カンヒザクラ(ヒカンザクラ)のみ濃紅色(赤色)で、その他の9種(カスミザクラ、ヤマザクラ、チョウジザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン)は、ほとんど白色か淡紅色です。

 

 代表的な、花びらが重なった八重(やえ)咲き、枝がしなる枝垂(しだ)れ桜は、野生種の中から、または掛け合わせによって、特に珍しく、美しいものが栽培品種として育てられました。

 

 平安時代から野生種の掛け合わせが試みられ、 普賢象(フゲンゾウ)は、室町時代から知られていた八重桜であり、また、有名なソメイヨシノ(染井吉野)は、幕末から明治時代にかけて広まり、遺伝子の解析から、雄しべ(父親)は伊豆諸島周辺に分布するオオシマザクラ、雌しべ(母親)は本州から九州にかけて広く分布するエドヒガンであることが確認されています。(北陸中日新聞: 今さら聞けない、サクラ、10野生種から多様な品種、2015年(平成27年)3月14日(土)朝刊より)

 

 

 

 

2015年4月16日 (木)

春の野草、タンポポ(蒲公英、キク科)、春にハチやチョウに受粉してもらうため群れて生育(群生)する日本在来のタンポポ、一年中ツボミが開かなくてもタネを作り、ひとりで生育(散生)するセイヨウタンポポ、とは(2015.4.16)

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 古来、春の季語のタンポポ(蒲公英、キク科)は、多年生の野草です。日本名は、蕾(つぼみ)の形が鼓(つづみ)に似ているため、鼓草(つづみそう)と呼ばれていました。鼓(つづみ)をたたく音がタンポポになったという。また、英名(dandelion、ライオンの歯)は、ギザギザの葉がライオンの歯に似ている意です。

 タンポポのは、ふつう朝に開き、夕方に閉じます。花をつけていた柄(花茎)の先端には、やがて、まん丸に綿毛が展開します。この綿毛の展開には、湿度が低いことが大切です。なお、一個の花が咲くと、約200個ほどのタネができます。

 タンポポの黄色の花には、その一枚一枚にオシベとメシベがついていて、一つの花となっています。このような小さな花が多数集まって大きく見える花を、頭花(とうか)、あるいは頭状花(とうじょうか)といい、また、花びらの形状から、舌状花(ぜつじょうか)ともいう。このような頭状花を咲かせるのは、キク科植物の特徴の一つです。

○ タンポポ(蒲公英、キク科)は、古来から日本に生育していた在来種カントウタンポポ、カンサイタンポポ、トウカイタンポポ、エゾタンポポ、シロバナタンポポなど)と、近世に海外から持ち込まれた外来種セイヨウタンポポチシマタンポポ、コウリンタンポポ、ブタナなど帰化種とも)に大別できます。

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日本在来のタンポポ(蒲公英、外側の総包片(そうほうへん)が反り返っていない在来種、キク科、県民の杜の広場、鞍月、金沢、2015年4月9日撮影)

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セイヨウタンポポ(蒲公英、外側の総包片(そうほうへん)が反転した外来種、キク科、県民の杜近くの街路樹傍、鞍月、金沢、2015年4月9日撮影)

(解説) タンポポの在来種と外来種の見分け方は、花の基部を包んでいる緑の部分は、外総包片(がいそうほうへん)と呼ばれ、これが反り返っているのは、外来種のセイヨウタンポポです。これが反り返っていないのが、日本の在来種で、カントウタンポポカンサイタンポポなどです。  

  日本の在来種は、開花時期が春に限られ、また、ハチやチョウが花粉を運んでもらう必要があり(他家受粉)、春と秋に発芽します。また、タネの数が少なく、茎の高さも低いため、生育場所がより限定されています。そのため、周りに育つ他の株からハチやチョウが花粉を運んでもらう必要があり、群れになって生育(群生)しています。 

 一方、西洋の外来種は、ツボミが開かなくてもタネを作り(産雌単為生殖)、タネが風に飛ばされて、いろいろな場所に落下し、そこで季節を問わず発芽し、ひとりで生育(散生)して増え続けます。が、低温に弱く、初春から初夏にかけての寒暖差が激しい条件下では生育できない場合も多い。

 この種は、欧州原産で、明治時代、北海道で食用の野菜や牧草として輸入しましたが、全国に広まったという。 なお、その若葉は食用、根は生薬の蒲公英(ほこうえい)で健胃、泌乳剤になります。  

 今では、在来種は、人手の少ない場所、まだ開発されていない郊外の田舎の畑の畦(あぜ)、山の麓の野原などにまとまって生育(群生)しています。ということで、セイヨウタンポポが在来種のタンポポを追い出したように見えるのは、人間が在来種の生育地を開発した結果がもたらした現象と言えます。

(参考文献) 高橋勝雄: 野草の名前 春、 山と渓谷社(2002); 田中修:雑草のはなし 見つけ方、たのしみ、中央公論社(2007).

(参考資料) ○ タンポポ(蒲公英、ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%9D

○ 野草名にまつわる歴史伝承、雑草ということ(草)はない(昭和天皇のお言葉)、タンポポ(キク科)、カラスノエンドウ(マメ科)、シロツメクサ(クローバーとも、マメ科)、とは(2011.5.9): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/177.html

○ 草花遊び(春の季節)、タンポポ(わた毛とばし、風車、ふえ)、カラスノエンドウ(ピーピー豆とも、ふえ)、シロツメクサ(クローバーとも、首かざり)の遊び、アカツメクサ、とは(2011.5.20): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/178.html

2015年4月10日 (金)

花見(はなみ)、桜を見て遊び楽しむこと、桜は田の神が下りてくる木、花見正月、日本最古の桜、山高神代桜(エドヒガンザクラ、樹齢約2000年、山梨県)、とは(2015.4.10)

(Link)

https://www.facebook.com/honjo1003

http://blogs.yahoo.co.jp/honjo202

 花見(はなみ)については、古代、桜ではなくであったという。を賞する習慣は、平安時代に始まりました。当時はもっぱら貴族の行楽で、酒を飲みながら詩歌を詠いました。花見が庶民の行楽となったのは、江戸時代の元禄(1688~1703)以降のことです。なお、安土桃山時代の豊臣秀吉醍醐の花見は有名です。

 サクラの「」は田の神を、「くら」は依代(よりしろ、神霊が招き寄せられて乗り移るもの)を意味し、田の神が下りてくる木という。

 昔、農村においては、花見は農作に先立って守らねばならぬ春の儀礼の一つで、これを花見正月とも言いました。その時、人々は桜の木の下で豊作を祈り、酒宴を催しました。そして、農作業を前に、士気を高め、団結を図りました。まさに、新年度を迎えて行われる、現在の花見と同じです。

 また、昔の桜は、木により開花時期がバラバラだったので、農作業を始める目印となる木を決めていました。 名木の中で、日本最古巨木は、山高神代桜(エドヒガンザクラ、樹齢約2000年、山梨県)です。この桜は、村の小高い山高地区の実相寺(日蓮宗)境内にあります。

 日本三大桜は、この他、根尾谷淡墨桜(エドヒガンザクラ、樹齢約」1500年、岐阜県)、三春滝桜(ベニシダレザクラ、樹齢約1000年、福島県)などが有名です。

○ お花見特集2015、日本三大桜と五大桜、桜の名所(MAPPLE観光ガイド):http://www.mapple.net/sp_sakura/sandai.asp

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山高神代桜(エドヒガンザクラ、樹齢約2000年、実相寺、山梨県、Google画像)

○ 神代桜(実相寺ホ-ムページ、山梨県): http://park8.wakwak.com/~matsunaga/

(解説) 日本最古巨木は、山高神代桜(エドヒガンザクラ、樹齢約2000年、山梨県)で、山高地区の実相寺(日蓮宗)境内で見られます。  

(参考文献) 樋口清之監修: 生活歳時記(第2版)、三宝出版(1994); 稲垣栄洋: 桜が咲いたら、紙つぶて、北陸中日新聞、夕刊(2015年4月7日)

(追加説明) ○ 花見(はなみ)とは、広辞苑によると、① 花(おもに桜)を見て遊び楽しむこと。花逍遥(はなしょうよう、花見に散歩すること)。観花。観桜。② 3月3日か4日(節句)に村人たちが見晴らしのよい丘の上などに集まって飲食する風習花見正月。山磯(やまいそ)遊び。

(参考資料) 

○ 醍醐の花見(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%86%8D%E9%86%90%E3%81%AE%E8%8A%B1%E8%A6%8B

○ 山高神代桜(北杜市ホームページ、山梨県): http://www.hit-no1.com/sakura/

○ 根尾谷薄墨桜(本巣市ホームページ、岐阜県): http://www.city.motosu.lg.jp/sight/

○ 三春滝桜(三春町ホームページ、福島県): http://www.town.miharu.fukushima.jp/soshiki/7/01-0101kaika01.html

2015年4月 7日 (火)

桜の名木、八重咲および菊咲(段咲)の花(4月7日)、県庁近く、県民の杜の名木の桜、熊谷桜(クマガイザクラ)、ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)、ケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)、兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)の開花状況、とは((2015.4.7)

https://www.facebook.com/honjo1003

 今日(4月7日)金沢は、雨天から曇天となり、寒の戻りで、日中は6℃と寒かった。が、午後2時頃、県庁近く、県民の杜に植栽の八重咲および菊咲(段咲)の名木の桜を見に出かけました。

 昼過ぎ、午後2時頃、花が咲いた八重咲桜の熊谷桜(クマガイザクラ)、また、蕾(つぼみ)の菊咲(段咲)桜のゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)、ケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)、兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)を鑑賞し、その光景をデジカメに収めました。 

 熊谷桜(クマガイザクラ)は、淡紅色の八重咲で、紅色の蕾から花開き、白くなります。また、白色の菊咲(段咲)のゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)とケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)の蕾は、初め濃紅色、淡紅色で、花開くと白くなります。特に、淡紅色の兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)の蕾は濃い紅色ですが、花開くと次第に白くなります。

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熊谷桜(クマガイザクラ) 淡紅色 八重咲  名は一の谷合戦での熊谷直実の故事に由来し、花期が早いのでこの名がついたという。

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ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜) 紅色蕾 菊咲(段咲) 花びら100~200枚 善正寺境内(羽咋、石川)

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ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)の花 白色 県民の杜  2015年4月24日撮影

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ケタノシロキクザクラ(気多白菊桜) 淡紅色蕾 菊咲(段咲) 花びら50~200枚 気多大社本殿前(羽咋、石川)

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ケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)の花 白色 県民の杜  2015年4月18日撮影

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兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ) 紅色蕾 菊咲(段咲) 花びら100~200枚 兼六園(金沢、石川)

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兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)の花 淡紅色 県民の杜 2015年4月24日撮影

(参考資料)

〇 桜図鑑(日本花の会): http://www.hananokai.or.jp/b/yp_szukan/d/d3000.html 

〇 日本の国花(サクラ、桜)、ソメイヨシノ(染井吉野)、犀川沿いと兼六園の桜、さくらさくら(文部省唱歌)、吉野千本桜、とは(2010.4.10):http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-1c24.html

2015年4月 2日 (木)

春の草花と花木(4月2日)、犀川土手の遊歩道沿いに咲く、面白い姿のヒメオドリコソウ(シソ科)の群生、また、目を引く花木、ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科)とレンギョウ(モクセイ科)、ヤマザクラ(バラ科)、とは(2015.4.2)

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 今日(4月2日)北陸地方は、高気圧に覆われ、金沢も朝から晴れ、日中は日差しが暖くなりました。  そこで、久しぶりに、犀川土手の示野中橋から若宮大橋(桜田、金沢市)に至る遊歩道を散策しました。

 その途中、遊歩道沿いに、春の到来を告げる、面白い姿の草花、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草、シソ科)、また、目を引く花木、ジンチョウゲ(沈丁花、ジンチョウゲ科)とレンギョウ(連翹、モクセイ科)、ヤマザクラ(山桜、バラ科)などの花が咲いていましたので、その光景をデジカメに収めました。

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ヒメオドリコソウ(シソ科)、ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科)、レンギョウ(モクセイ科)、ヤマザクラ(バラ科)、犀川土手遊歩道(桜田、金沢)、2015年4月2日撮影

(解説)

 ヒメオドリコソウ(姫踊り子草、シソ科、ヨーロッパ原産) 花穂の姿は東北地方の鹿踊りの格好によく似ています。

 ジンチョウゲ(沈丁花、ジンチョウゲ科、中国、ヒマラヤ原産) 淡桃、白色の花が咲く、常緑低木です。花弁のように見えるのは、先端が4裂した肉厚の萼(がく、花びらの外側の部分)です。

 レンギョウ(連翹、モクセイ科、中国原産) 鮮やかな多くの黄色の花を葉が出る前に咲かせ、弓状に長く伸びる枝は、地面につくと発根する、落葉低木です。

 サクラ(桜、バラ科、日本原産) 日本を代表する、淡桃、白、淡紅の花を咲かせる落葉高木です。代表品種、ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの交雑種と考えられ、江戸時代末期、江戸染井村で育成され、明治になって急速に普及しました。

(追加画像)

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花壇(犀川河川敷)、キジ(犀川土手斜面)、飛行機雲(犀川示野中橋上空)、マイカー(犀川近くsunKus駐車場)、2015年4月2日撮影

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満開のヤマザクラ(バラ科)、犀川土手遊歩道(桜田、金沢)、2015年4月6日撮影

2015年4月 1日 (水)

サクラ開花(3月31日)、金沢地方気象台(金沢市西念3丁目)の敷地に植えられた標本木のソメイヨシノの開花状態、とは(2015.4.1)

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 昨日(3月31日)金沢は、快晴に恵まれ、午前中から気温が上がり、正午の気温は22.6℃と暖かくなりました。金沢地方気象台(金沢市西念3丁目)の敷地に植えられた標本木のソメイヨシノは、正午までに1輪ほど咲いた状態でした。午後になって、5、6輪ほど咲いたので、気象台は、サクラの開花を発表しました。これは、平年より4日、昨年より1日早いものでした。天候にもよりますが、満開は4月5日頃になりそうです。

 今日(4月1日)は、朝から雨天で、気温も12℃と低くなり、少し寒かったのですが、金沢地方気象台へ徒歩で訪れ、標本木のソメイヨシノの花がどのように咲いているかを観察し、その光景をデジカメに収めました。

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標本木のソメイヨシノの開花状態(金沢地方気象台、西念3丁目、金沢市、2015年4月1日撮影)

〇 2015年 さくら開花情報(気象協会): http://www.tenki.jp/sakura/

(参考資料)

〇 日本の国花(サクラ、桜)、ソメイヨシノ(染井吉野)、犀川沿いと兼六園の桜、さくらさくら(文部省唱歌)、吉野千本桜、とは(2010.4.10):http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-1c24.html

(追加説明) ソメイヨシノ(染井吉野)は、鹿児島から札幌まで、サクラの開花日をはかる標本木です。気象庁によると、1953年(昭和28年)からサクラの観測はソメイヨシノと定められています。なお、ソメイヨシノが育ちにくい沖縄、奄美はヒカンザクラ(カンヒザクラ)、北海道の一部はエゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)が代わりです。

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