八重桜(4月15日、18日、20日、24日)、県庁(鞍月、金沢)駐車場の八重桜並木の遊歩道沿い、遅咲きの見頃の八重桜、イチヨウ(一葉)、カンザン(関山)、フゲンゾウ(普賢象)、手毬(テマリ)、楊貴妃(ヨウキヒ)、鬱金(ウコン)など、その個性的な美しい花姿、とは(2015.4.21)
(Link)
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金沢は、4月15日、18日、24日は快晴で、暖かく、また、4月20日は、雨のち曇となり、南の風が山を越えて吹き下ろす際に気温が上がる、フェーン現象が起き、今年の最高気温27.0℃を記録し、7月上旬並みの暑さとなりました。
石川県庁本庁舎(鞍月、金沢)南入口前、東西駐車場の遊歩道沿いに植栽された八重桜並木を散策し、遅咲きの7種の八重桜、イチヨウ(一葉)、カンザン(関山)、フゲンゾウ(普賢象)、手毬(テマリ)、楊貴妃(ヨウキヒ)、鬱金(ウコン)、八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)など、見応えのある美しい花姿を鑑賞し、その光景をデジカメに収めました。
カンザン(関山) 2015.4.20
カンザン(関山) 2015.4.18
カンザン(関山) 2015.4.20
県庁本庁舎南入口前、東西の駐車場沿いの桜並木の遊歩道(鞍月、金沢) 2015.4.18
(参考資料)
〇 桜図鑑(日本花の会): http://www.hananokai.or.jp/b/yp_szukan/d/d3000.html
(解説) 桜は、バラ科サクラ属の落葉高木または低木の総称です。サクラ属は亜科とされることもあります。中国大陸、ヒマラヤ、台湾にも数種あります。日本には、ヤマザクラ(山桜、シロヤマザクラ、白山桜とも、関東以南の山地に自生する)やマメザクラ(豆桜)、エドヒガン(江戸彼岸)など10種が野生で分布しています。
この野生の10種が交雑や突然変異を繰り返して生まれたのが園芸品種です。桜は他家受粉で子孫を残すため、新しい園芸品種がどんどん増えていっています。江戸時代、多数の品種が交配により育成され、今日では、鑑賞を目的とした園芸品種は、500種を超えるという。
八重桜(ヤエザクラ)や菊桜(キクザクラ)などは、花びら花弁)の枚数で分けた大まかな呼び名です。花びらが5枚は「一重」、約5~10枚を「半八重」、約10~50枚を「八重」、特に八重の中でも、50~300枚と非常に多い花を「菊咲き」と呼び分けています。なお、八重咲きは、オシベ(雄シベ)やメシベ(雌しべ)が花びら(花弁)に変化して出来ると考えられています。
ソメイヨシノ(染井吉野)は一重、ミクルマガエシ(御車返し)は半八重、カンザン(関山)は八重、また、ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜)、ケタノシロキクザクラ(気多白菊桜)、ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜)などは菊咲きです。
八重桜は、ヤマザクラ(山桜)やソメイヨシノ(染井吉野)に比べて開花期が1~2週間ほど遅く、一輪の花でも、やや大きく、丸くふんわりした非常に豪華な花姿をしています。
(追加説明) サクラ(桜)は、北半球の温帯に100種ほど野生の種が分布しています。このうち10種が日本に見られ、花びらの色は、カンヒザクラ(ヒカンザクラ)のみ濃紅色(赤色)で、その他の9種(カスミザクラ、ヤマザクラ、チョウジザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン)は、ほとんど白色か淡紅色です。
代表的な、花びらが重なった八重(やえ)咲き、枝がしなる枝垂(しだ)れ桜は、野生種の中から、または掛け合わせによって、特に珍しく、美しいものが栽培品種として育てられました。
平安時代から野生種の掛け合わせが試みられ、 普賢象(フゲンゾウ)は、室町時代から知られていた八重桜であり、また、有名なソメイヨシノ(染井吉野)は、幕末から明治時代にかけて広まり、遺伝子の解析から、雄しべ(父親)は伊豆諸島周辺に分布するオオシマザクラ、雌しべ(母親)は本州から九州にかけて広く分布するエドヒガンであることが確認されています。(北陸中日新聞: 今さら聞けない、サクラ、10野生種から多様な品種、2015年(平成27年)3月14日(土)朝刊より)
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