(Link) https://www.facebook.com/honjo1003 ; http://blogs.yahoo.co.jp/honjo202
霊峰白山のふもと、かって木場潟は山間部から切り出された木材の集積所でした。今は、周辺の田園風景と調和する、住民の憩いの場として整備され、県営の木場潟公園(小松市、石川県)となっています。
石川県は5月17日(日)快晴に恵まれ、1983年(昭和58年)、県営の森林公園(河北郡津幡町)での植樹際以来、32年ぶり2度目となる、第66回全国植樹祭が、天皇皇后両陛下も出席されて、木場潟公園で開かれました。 木を活かし 未来に届ける ふるさとの森! その理念は、森林資源の育成と次世代への継承でした。

白山を遠望(たつのくちばし、辰口町、能美市、石川県、2015.5.11撮影)

第66回全国植樹祭で、苗木を植えられる天皇、皇后両陛下(小松市、石川県、2015年5月17日、中日新聞)
(解説) お手植えは、天皇陛下が松枯れ対策で県が開発した抵抗性のクロマツとケヤキ(ニレ科)、スギの苗木を、皇后さまが抵抗性のアカマツと兼六園に原木があったケンロクエンキクザクラ、ヤマモミジなどの苗木を、それぞれ植えられました。
この時、前回に昭和天皇がお手播きしたスギが成育し、その間伐材で作られたくわで両陛下が、丁寧に土を掘り、これらの苗木を植樹されました。 また、 お手播きでは、陛下が県木のアテ(ヒノキ科、ヒノキアスナロ、ヒバとも)とクヌギ(ブナ科)を、皇后さまはヤマザクラとトチノキ(トチノキ科)の種子を播かれました。
式典では、石川県の谷本知事が「石川県は伝統工芸など木と共に生きる生活文化が根づいている。今後も森の恩恵をしっかりと受け継ぎ未来に届けていきたい」と挨拶しました。その後、県内の高校生から20代までの若者およそ180人が「いしかわの豊かな里山里海」をテーマにダンスを披露し、会場から大きな拍手が送られていました。
両陛下をはじめ、全国からおよそ1万人が参加し、森林資源の利活用を進める思いを新たにしました。その後、両陛下は、木場潟公園西園地の展望休憩所を訪れ、潟越に浮かぶ残雪の白山の眺めを楽しまれました。
○ 木場潟公園 植樹際(画像、小松市、石川県): https://www.google.co.jp/search?q=%E6%A4%8D%E6%A8%B9%E7%A5%AD%E3%80%80%E7%9F%B3%E5%B7%9D&hl=ja&rlz=1T4GGNI_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=4sBaVY3rNuXVmgWv8YHYCA&ved=0CAgQ_AUoAg&biw=1366&bih=564
○ 第66回全国植樹祭いしかわ2015(ホームページ): http://www.pref.ishikawa.jp/shinrin/syokuzyu/

木場潟と周辺の景色(空中写真、小松市、石川県、Google画像)
○ 全国植樹際(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E6%A4%8D%E6%A8%B9%E7%A5%AD
○ 石川県小松市で全国植樹祭(NHKニュース): http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150517/k10010082531000.html
○ 青葉の季節、 道の駅 こまつ木場潟、自然の姿を残す水郷公園 木場潟公園の景観(2013.6.7): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-de86.html
(追加説明)
石川県は、全国植樹祭を題材に、天皇陛下が詠まれ、県に贈った短歌を記した「御製(ぎょせい)碑」を、自然石を使い、園内に建てる予定です。御製とは、天皇陛下が作った詩文や和歌のことです。
陛下は「父君の蒔(ま)かれし木より作られし鍬(くわ)を用いてくろまつを植う」との歌を詠みました。碑は園内の「わんぱく丘陵」の一角に、高さ2mの石を三つ置き、中央に御製を刻む。白山の稜線(りょうせん)をイメージし、中央は高く、左右の石は低くする。碑の背後には、陛下と皇后さまが手植えしたクロマツ、アカマツ、トチノキなど、苗木6本を移植する。(2016年1月5日、北陸中日新聞、朝刊より)
〇 木場潟公園のハナショウブ
木場潟公園南園地のハナショウブ(花菖蒲、アヤメ科)が2017年6月5日、咲き始め、可憐な花が訪れる人たちをたのしませている。木場潟公園協会によると、10日前後に開花のピークを迎え、中旬ごろまで楽しめる。
南園地の5300㎡の菖蒲園(しょうぶえん)には、計5万株のハナショウブが植えられている。現在は三分咲きで、濃淡さまざまな紫色を中心に白や黄色の花も咲いている。昨年には、鑑賞用に改良された品種「千早城」や濃い紅紫の花の「ナイトバイオレット」など850株が新たに仲間入りした。木場潟公園では、18日まで花菖蒲まつりを開催。

ハナショウブ、紫色の可憐な花を咲かせる、小松市の木場潟公園で
(北陸中日新聞(谷大平):ハナショウブ しっとり、木場潟公園で咲き始め、2017年(平成29年)6月6日(火)より)
〇 ハナショウブ鮮やか 木場潟公園で見頃
木場潟公園協会(小松市)の「花菖蒲(はなしょうぶ)まつり」(北國新聞社後援)は4日始まり、同公園南園地では見頃を迎えたハナショウブが来園者を魅了した。
南園地には約5万株のハナショウブが植栽されており、紫や白、黄色など色鮮やかな花が園内を彩っている。同協会によると、見頃は6月中旬までとなる。(北国新聞、2018.6.5)
〇 木場潟公園花菖蒲(ふるさと紹介コーナー、鶴来信用金庫):http://www.shinkin.co.jp/tsurugi/huru170/hu17010/hu17010.html
〇 木場潟公園のアジサイ
梅雨入りを前に、小松市の木場潟公園でアジサイが開花し、来園者を楽しませている。アジサイは中央園地のメダカハウスからカヌー競技場の駐車場にかけて、水路一帯で花を咲かせているほか、南園地の遊歩道横などにも植えられている。開花は水路一帯を中心に始まり、青い色合いの花が梅雨の近づきをウオーキング客らに告げている。

アジサイ、青い花をつけ開花、小松市の木場潟公園で
木場潟公園協会によると、今月下旬にかけて見ごろのピークを迎え、天候で左右されるが七月上旬ごろまで、青や白、淡い紫色のアジサイの花を楽しむことができる。(北陸中日新聞(太田博泰): 青い大輪 梅雨間近 木場潟公園、2017年(平成29年)6月15日(木)より)
〇 木場潟公園西園地展望休憩所

休憩所の巨大な窓から望む木場潟と石川県小松市の里山、白山連峰、小松市の木場潟公園西園地展望休憩所で
2015年4月、全国植樹祭を翌月に控え、建てられた木場潟公園西園地展望休憩所(石川県小松市)。南加賀のスギをふんだんに使った建物に入ると、木場潟の水面と美しい自然、小松の里山、白山連峰の景観が広がる。美しいその巨大なガラス窓は、まるで自然が織りなす一枚の「巨大絵」。白山連峰と小松の自然を詰め込んだ、まさに絶景だ。
年間70万人以上が訪れる木場潟公園。ジョギングや散歩を楽しむ来園者が、休憩所内のベンチに腰を掛けその足を休めつつ、窓からの眺めを「鑑賞」する。平日の日中には、ワイシャツ姿の男性の姿もちらほら。憩いの場として定着している。(2017年7月14日、太田博奏、北陸中日新聞より)