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2015年8月28日 (金)

晩夏の草花(8月26日)、ワルナスビ(悪茄子)とヘクソカズラ(屁糞蔓)、県民の杜と鞍月磯のひろば公園で目にした、その名とは似ても似つかぬ、可愛い淡紫色と赤色の花、とは(2015.8.28)

 最近、県民の杜を散策中、ワルナスビ(悪茄子、ナス科)という、その名とは似ても似つかぬ、可愛い淡紫色の花が目にとまりました。

 この草は、花や葉の形はナスビに似ていますが、茎に鋭いとげがあり、手で抜くとき、とげが手にささり、手ごわいので、この名がつけられたという。

 また、近くの鞍月磯のひろば公園では、へクソカズラ(屁糞蔓、アカネ科)という、可愛い赤色の花が目につきました。

 このツル性の草の花は、小さなロウト型で、花の中央に灸(やいと)の後のような赤みがあります。が、葉などを押しつぶして匂いをかぐと、ヘクソ(屁糞)という名の通り、悪臭があります。これは、虫や動物が葉をかじった時に、葉が身を守るために発散させる成分(メルカプタン)です。

 これら以外にも、ハキダメギク、オオイヌノフグリ、ママコノシリヌグイなど、まことに品のない名前のものがあります。なお、その名を親しみを込めて付けたのは、植物学者で有名な牧野富太郎博士でした。

○ ワルナスビ悪茄子、ナス科、ナス属、オニナスビとも)

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ワルナスビ(悪茄子、ナス科、多年草、北アメリカ原産、帰化植物、県民の杜、遊歩道ぞい、鞍月、金沢)

(解説) ワルナスビ(悪茄子、ナス科)は多年草で、昭和初期にヨーロッパから渡来した帰化植物(きかしょくぶつ)です。荒地などに繁茂し、害草になったので、この名がつけられたという。茎は高さ30~50cmで、鋭いとげがあります。花は淡紫色でナスに似ています。

○ ヘクソカズラ屁糞蔓、アカネ科、ヘクソカズラ属、ヤイトバナ、サオトメバナとも)

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ヘクソカズラ(屁糞蔓、アカネ科、多年草、鞍月磯のひろば公園、生け垣そば、鞍月、金沢)

(解説) ヘクソカズラ(屁糞蔓、アカネ科、ヘクソカズラ属、ヤイトバナ、サオトメバナとも)は、日本原産の多年草で、カズラ(蔓)の名はツル性の植物を示しています。

 奈良時代、万葉集の一首、皇族の高宮王(たかみやおう、生没不詳)の歌、「さうけふに(さいかちに)はいおほとれる くそかずら たゆることなく みやづかえせむ」と詠まれ、この中の”くそかずら”は”へくそかずら”のことです。江戸時代の草木図説では、ヘクソカズラ(屁糞鬘)になっています。

 葉を傷つけたり、揉んだりすると、強い悪臭が放たれるのは、虫や動物が葉をかじったときに、葉が身を守るために発散させるためのものです。この香りの成分はメルカプタンで、葉をかじった虫や動物には耐えられないものです。

 ツルが伸びて、小さな葉が繁茂したあと、夏に、ロウト型の小さな花が咲きます。この花の中央は、やいと(灸)のあとのような赤味があります。そこで、花の中心部が、暗紅紫の灸の痕(きゅうのあと)のように見えることからヤイトバナの名が付きました。

 また、花を天地逆にすると、早乙女(田植え娘)がかぶった帽子に似ていることから、サオトメバナとも呼ばれています。

(参考文献) 高橋勝雄: 野草の名前 夏、山渓名前図鑑、和名の由来と見分け方、p.283 ヘクソカズラ(屁糞鬘)、山と渓谷社(2003); 田中修: 雑草のはなし、見つけ方、たのしみ方、p.99~100、ヘクソカズラ(アカネ科)、中央公論新社(2007). 

(参考資料) 牧野富太郎(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A7%E9%87%8E%E5%AF%8C%E5%A4%AA%E9%83%8E

草花図鑑(里山の野草、日本花卉ガーデンセンター): http://tarcyan.yamanoha.com/

(参考文献) 下中邦彦編: 小百科事典(初版)、p.1542 ワルナスビ、平凡社(1973); 田中修; 雑草のはなし、p.100 気になる名前、ワルナスビ、中央公論新社(2007):高橋勝雄: 野草の名前 夏、山渓名前図鑑、和名の由来と見分け方、p.283 ヘクソカズラ(屁糞鬘)、山と渓谷社(2003); 田中修: 雑草のはなし、見つけ方、たのしみ方、p.99~100、ヘクソカズラ(アカネ科)、中央公論新社(2007). 

(参考資料) ○ 品のない名を持つ草花、犀川の土手と近くの街中で目にした、可愛い花を咲かせるワルナスビ(悪茄子)とヘクソカズラ(屁糞蔓)、とは(2013.9.7): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-fa66.html

〇 ワルナスビ(悪茄子、ナス科)、犀川の土手の遊歩道で目にとまった、その名とは似ても似つかぬ、可愛い淡紫色の花、とは(2014.6.19): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-5e3d.html

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