初秋の珍しい 草花(9月3日)、ホトトギス(杜鵑、ユリ科)、花びらの小紫点が鳥のホトトギスの羽根の模様によく似た草花、とは(2015.9.3)
今日(9月3日)、県民の杜を散策中、初秋の珍しい草花、ホトトギス(杜鵑草、ユリ科、多年草)が目に留まりました。この種は、本州、四国、九州に分布し、野山の林の中に自生しています。秋、白色に紫色の斑点が散在した花を開きます。花は開いたまま上を向いています。
花びらには小紫点が多数あり、その模様が鳥のホトトギス(杜鵑、時鳥、子規、不如帰とも)の羽根、腹の斑紋に似ていることが、その名の由来となっています。
また、和名の漢字は、中国のホトトギスの鳥名の杜鵑(とけん)の字をあて、杜鵑草をホトトギスと読ませました。なお、新葉が出た頃、葉の表面に油をたらした模様が入るので、油点草(ゆてんそう)とも言います。
ホトトギス(杜鵑草、ユリ科、油点草とも、多年草) 県民の杜 金沢市鞍月 2015.9.3
(参考文献) 新村出: 広辞苑(第四版)、p.2370 ほととぎす(杜鵑草)、岩波書店(1991); 高橋勝雄: 野草の名前 秋・冬(初版)、p.232~233 ホトトギス、山と渓谷社(2003).
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