白山のライチョウ(雷鳥)、特別天然記念物、2009年(平成21年)、約70年ぶりに発見、茶褐色の夏羽、真っ白な冬羽、とは(2016.1.16)
ライチョウ(雷鳥、キジ目ライチョウ科)は、夕立で雷が鳴り、
天候が悪くなると姿を見せるという。天候がよいと、ワシやタカに
襲われるので、ハイマツのヤブに潜み、朝、夕、あるいは霧の深い時
などに草原に姿を見せ、餌を探します。
白山において、2009年(平成21年)5月26日、昭和初期に絶滅したと
される、国の天然記念物、ライチョウのメス1羽が、約70年ぶりに
発見されました。
その後、2011年(平成23年)、同じ個体が、早足で移動しながら、草木の
新芽の採食を、また砂浴び行動しているのが再々確認されています。
このライチョウは、羽根のDNA分析で、富山、岐阜にまたがる北アルプス
や南に続く乗鞍岳、御嶽山などに生息するグループと一致し、そこから
飛来したと推定されました。
ライチョウの羽根の色は、季節により変化し、夏羽は、オスは全体に
黒く目の上が赤く、メスは茶褐色です。が、冬羽は、メス、オスとも、
全体的に純白となります。
白山自然保護センターは、今後も調査を継続していく予定です。が、ライチョウ保護の観点から、白山での詳細な確認場所は、非公開とさせていただきます、とのことです。
白山(2702m)のライチョウ、夏期、メス、2010年(平成22年)8月再確認
北アルプス白馬乗鞍岳(2437m)、冬期、上がメス、下がオス 2010年(平成22年)2月確認
(Link)
〇 ライチョウ(雷鳥)、立山(富山)のライチョウ生息数は日本一(留鳥)、白山の雷鳥、氷河期の生き残り(遺存種)、雷鳥の名の由来、霊山の神の使い(霊鳥)、とは(2011.1.24): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/159.html
〇 白山のライチョウ(雷鳥、環境、自然、石川県): http://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/raicyou/
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