漫画の起源 平安時代末期 から 鎌倉時代初期、鳥獣戯画(日本最古の漫画、高山寺)、江戸時代、 伝神開手北斎漫画(葛飾北斎)、とは(2016.2.3)
漫画(まんが)とは、広辞苑によると、① 単純・軽妙な手法で描かれた、滑稽と誇張を主とする絵。② 特に、社会批評。風刺を主眼とした戯画。ポンチ絵。③ 絵を連ね、会話の文を書き加えるなどして、物語風に仕立てたもの、とあります。
鳥獣戯画(ちょうじゅぎが、鳥獣人物戯画とも、国宝)は、高山寺(京都市右京区)に伝わる紙本墨画の絵巻物です。これは、サル(猿)、ウサギ(兎)、カエル(蛙)などの動物が擬人化して描かれた絵巻物で、日本最古の漫画だと言われ、現在の漫画やアニメの祖とされる。
作者は、平安時代末期 から 鎌倉時代初期、複数の無名の僧侶により描かれ、高山寺に伝来、鳥獣人物戯画として集成したものとされる。
伝神開手(でんしんかいしゅ)北斎漫画は、北斎が気の向くままに、人物から動植物、妖怪まであらゆるものを描きました。浮世絵の百科事典ともいえる内容が西洋の印象派の画家(モネ、ゴッホ、リヴィエール、セザンヌ、ピカソなど)にも影響を与えたとされる。
作者、葛飾北斎(かつしかほくさい、1760~1849)は、江戸時代、富嶽三十六景など、多くの作品で知られる浮世絵師です。
(参考資料)
〇 囲碁と絵巻物(平安時代、国宝)、源氏物語絵巻、鳥獣人物戯画の中に見られる囲碁対局の場面、正座(正坐とも)、とは(2011.11.1): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/215.html
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