犀川(さいがわ)、名の由来、下流域の佐奇神社(さきじんじゃ、金沢市)近くを流れる事から佐奇川(さきかわ)となり、訛(なま)って犀川(さいがわ)になった、日本各地の同名の犀川、とは(2014.10.13)
犀川(さいがわ)という名の川は、日本各地に見られます。 石川県の犀川(金沢市、本流、2級河川)は、富山県境の東部付近から北西に流れ、金沢市街を通って日本海へ注ぐ川です。
その名の由来は、下流域の佐奇神社(さきじんじゃ)近くを流れる事から佐奇川(さきかわ)となり、訛(なま)って、犀川(さいがわ)になったという。
佐奇神社(さきじんじゃ、 佐奇森町、金沢市、石川県、石川県神社庁、Google画像) http://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0045/
拝殿は、小立野の天徳院にあった第4代藩主、前田光高(1616~1645)の御霊舎を移築したものです。
(解説) 犀川名は、一説には佐奇神社名に由来し、江戸時代、最古の書写、加賀国式内等旧社記には、「佐奇神社、式内一座、大野庄鷺森村鎮座祭神息長帯姫神、佐奇川之河端也、河名或為犀川」とあります。 佐奇森(さきもり)の地名は、中古防人(さきもり)が置かれたことに由来しています。
日本各地の犀川として、長野県の犀川(1級河川)は、千曲川(ちくまがわ)の支流で、上流部は梓川(あずさがわ)と呼ばれ、松本盆地の明科(あかしな)付近から北東へ流れ、長野市付近で千曲川(ちくまがわ)に注ぐ川です。 その名の由来は、神話における「征川」から「犀川」の名が起こったという。
また、京都府(綾部市、1級河川、宮津市、2級河川)、福井県(吉田郡永平寺町、1級河川)、岐阜県(南部地方、1級河川)、秋田県(大館市、1級河川)にも、同名の犀川の名が見られます。
なお、1級河川は、国土保全上または国民経済上特に重要な水系で、国が管理している河川です。2級河川は、、比較的流域面積が小さく、公共の利害に重要な関係がある水系で、都道府県が管理している河川です。
(参考文献) 下中邦彦編: 小百科事典、平凡社(1973); 新村出編: 広辞苑(第四版)、岩波書店(1991).
(参考資料) ○ 佐奇神社(さきじんじゃ、石川県神社庁): http://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0045/
○ 佐奇神社(さきじんじゃ、阜嵐健、加賀国 INDEX): http://www.geocities.jp/engisiki/kaga/bun/kag330306-01.html
○ 犀川(ウィキペディア): http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%80%E5%B7%9D
○ 1級河川と2級河川の違い(水管理・国土保全、国土交通省): http://www.mlit.go.jp/river/basic_info/iken/question/faq_index.html」