金沢駅(10月21日)、兼六園口(東口) 能登ヒバの鼓門、総ガラス張りのもてなしドーム、金沢港口(西口) ステンレス製の大型モニュメント、とは(2015.10.22)
金沢駅では、金沢城、兼六園側の金沢駅東広場には、2005年(平成17年)、能楽の加賀宝生(かがほうしょう)をモチーフにした能登ヒバの鼓門(つづみもん)と、総ガラス張りのもてなしドームが完成しました。
ガラスとパイプの大屋根は、高さ30m、金沢を訪れる人にさし出す傘(かさ)のイメージで、雨や雪の多い土地で濡(ぬ)れないようにという、もてなしの心を、また、鼓の形の門は、能が盛んな伝統芸能の土地を象徴させたという。
2011年(平成23年)12月27日、米国旅行雑誌誌、トラベル・レジャー(ウウェブ版)が、世界で最も美しい駅14駅を選出したとき、日本では唯一、金沢駅、鼓門、もてなしドームが選ばれました。
前金沢市長山出保(やまでたもつ、1931~ )さんは、最初は市民から異様とか、金沢らしくないとか、言われましたが、やがて旅行者や写真家の評判が高まり受け入れられるようになり、金沢のテーマは、保存と開発の調和で、ドームと門は、伝統と現代を調和させたと思っている、と言う。
〇 兼六園口(東口)
JR金沢駅 北陸新幹線ホーム 兼六園口(東口)
一方、日本海側の金沢駅西広場には、1989年(平成元年)金沢市制100周年記念事業モニュメントとして設置された、金属造形のステンレス製の大型モニュメント、悠颺(ゆうよう、ゆったりと風で舞い上がる意)が目を引きます。
〇 金沢港口(西口)
JR金沢駅 北鉄バスターミナル 金沢港口(西口)
(参考資料)
〇 晩秋(11月4日)、金沢駅の西側にある駅西ケヤキ大通り、ステンレス製の大型モニュメント、駅西口、及び東側にある、ポルテ金沢、もてなしドームと鼓門、駅東口の景観、北陸新幹線の金沢開業のマスコットキャラクター、ひゃくまんさん、とは(2014.11.5):http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/2014115.html
〇 JR金沢駅のシンボル、金沢駅東口のもてなしドームと鼓門(つづみもん)、金沢駅西口のステンレス製の大型モニュメント、悠颺(ゆうよう)、とは(2013.5.20): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-abd8.html
(追加説明)
〇 金沢駅開業は、1898年(明治31年)4月1日、小松ー金沢間が開通しました。ということで、2018年(平成30年)4月1日でもって開業120周年となりました。北陸線全線開通(米原ー直江津間)は、1913年(大正2年)4月1日で、1948年(昭和23年)4月1日は開業50周年、1998年(平成10年)4月1日で開業100周年となります。
2005年(平成17年)3月20日、金沢駅東広場、鼓門、もてなしドームが完成、2015年(平成27年)3月14日、北陸新幹線開業、JRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道開業となっています。
〇 鼓門 五彩 新演出スタート
JR金沢駅東広場の鼓門のライトアップが新たな装いとなり、2018年12月25日、「加賀五彩」と呼ばれる伝統色に彩られた金沢のランドマークがクリスマスの夜空に浮かび上がった。 発光ダイオード(LED)投光器20基を整備。プログラムによって、さまざまな色彩に変化させることができる。
証明設備完成後、クリスマスカラーに点灯された鼓門、金沢市のJR金沢駅東広場、金沢市、石川県、北陸中日新聞、2018.12.25
通常時のライトアップでは白や電球色で照らす。毎正時には2分間、月曜日はえんじ、火曜は藍、水曜は草、木曜は黄土、金曜は古代紫と、曜日ごとに加賀友禅に用いられる加賀五彩をモチーフにした色に変化。土日も毎正時に10分間、各曜日の色を順番に出現させる演出を施す。
監修した証明デザイナーの近田玲子さんは「金沢らしさに心掛けた。ライトアップされても鼓門の圧倒的な迫力を感じてもらえば」。ライトアップの時間も、午前零時までに延長する。同日あった点灯式で山野之義市長は「夜のランドマークとして愛される鼓門にしたい」と話した。(北陸中日新聞、2018.12.26)